山形大学農学部

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水土環境科学コース

地域の農業とそれを包含する農山村環境は、当該地域の自然的・社会的立地条件を土台とした歴史的背景と開発の歴史の上に成り立っています。農地や農業水利施設など社会資本の整備は農業生産性を向上させてきただけでなく、社会と自然をも変える契機となってきました。本コースでは、自然と調和する農山村整備の実現を目指し、土と水の科学および農地を造り・水を確保し・維持・管理する一連の技術について、その地域・地球環境問題との関わりを深く理解することも含めた教育研究を行います。

教育研究分野紹介

農村環境学分野
持続可能な農村の整備、安全・安心な農村生活の実現に役立つ、 地盤、水圏の環境を対象とした技術開発に取り組んでいます。地盤 環境については、地盤の構造を評価するための探査手法、地盤災害 防止、地下水資源利用の研究を行っています。水圏環境について は、水環境の汚染と浄化、水や食品の汚染による健康リスクの評価、 そして途上国の衛生問題に関する研究を行っています。

農地環境学分野
森林は樹木集団であるだけでなく、多様な生物が共存する場です。しかし、過度の開発・利用、あるいは森林管理の撤退によって、多くの生物が絶滅の危機に瀕したり、特定の野生動物が急増することで、生物多様性は急激に低下しています。森林が有する様々な生態系サービスを持続的に利用するために、野生生物間および人との相互作用を解明して、生物多様性を保全する森林管理技術の創出を目指しています。

流域保全学分野
雪国の里山の荒廃した森林生態系の修復や持続可能な森林管理など森林流域の保全と管理に関わる技術の総合化を目指し、積雪環境と森林・樹木の相互作用、庄内地域の伝統的な焼畑林業と育林放牧を組み合わせたアグロフォレストリー、森林環境教育などの課題について、演習林でのフィールドワークを主体に実践的に取り組んでいます。

森林影響学分野
持続的な食料生産を可 能とする環境調和型農地 の整備・利用をめざし、 農地における水・物質・ エネルギーの流れの解明 とその制御に関する教育 研究を行っています。

水利環境学分野
農業水利学、河川環境学、水圏生態学、水質水文学、環境 水理学などの専門知識を基盤として、農業や農山村をめぐ る様々なスケールでの水や生物などの自然現象を解明し、 水環境を再生することや改善することを目指しています。

教員紹介

職名 氏 名 教育研究分野 専門的内容
教 授 安中 武幸 農地環境学 土壌における水および物質の移動機構
~受験生の皆さんへ~
准教授 石川 雅也 農地環境学 環境保全型農業を支える農業基盤創成技術の開発とその応用
~受験生の皆さんへ~
教 授 奧山 武彦 農村環境学 地下水流動の解明と地下構造調査に関する研究
~受験生の皆さんへ~
助 教 梶原 晶彦 水利環境学 閉鎖性水域における水環境の数値解析に関する研究
准教授 花山  奨 農地環境学 水田の物理環境に関する研究
~受験生の皆さんへ~
准教授 渡邉 一哉 河川環境学・応用生態工学・地域研究 陸水域におけるヒトと地域生態の持続的関係性解明と人圧軽減手法に関する研究
教 授 渡部 徹 農村環境学 水質環境の評価と修復、安全・安心で持続可能な水利用に関する研究
~受験生の皆さんへ~
教 授 藤井 秀人 水利環境学 気候変動に対応した農業水利環境の整備に関する研究