庄内地域有機農業の産学新春座談会 in 山大が開催されました
1月23日(金)、本学部において「庄内地域有機農業の産学新春座談会 in 山大」が開催され、庄内一円で有機農業に関わる生産者をはじめ、市職員、農業団体職員、東北公益文科大学および本学の教員・研究者・学生など、多くの関係者が参加しました。
当日は、座談会の主催者である本学の程為国教授による趣旨説明の後、国の有機農業政策および庄内地域における有機農業の現状や課題について、活発な意見交換が行われました。
参加者からは、「有機農業の栽培面積拡大においては、補助金に頼るだけでなく、国が政策面でより強く主導する必要があること」、「有機農業と地域の畜産業を結び付ける取り組みの重要性」、「庄内地域内でも地区ごとに土壌の性質が異なるため、他農家の水田で有効な有機栽培技術が自らの水田にも適用できるとは限らないこと」、「農家経営としては畑作や野菜栽培も行っており、農作業に多くの時間を要することから、一概に有機栽培へ移行することは難しさがある」といった率直な意見が出されました。また、有機栽培においては、昆虫や小動物、微生物などの働きに関わる生態系機能の評価を、ぜひ大学の研究に取り入れてほしいという要望も寄せられました。
農林水産省では、2050年までに耕地面積に占める有機栽培面積を25%まで拡大する目標を掲げています。生産者および研究者がそれぞれ取り組みを進めている一方で、依然として解決すべき課題も残されています。 今回の座談会を通じて現状や課題を共有し、産学が連携を深めることで、庄内地域、ひいては日本の農業の将来がより明るい方向へ進んでいくことが期待されます。
■掲載日:2026.01.26


