令和8年度第2回記者懇談会を開催しました
山形大学農学部では、年に数回、記者懇談会を開催しています。
令和8年6月26日(金)に、令和8年度2回目の懇談会を開催しました。発表内容は以下のとおりです。
山形大学発ベンチャー企業『庄内スマートテロワール機構LLP』を設立
-食と農を通して地域を設計する会社-
山形大学名誉教授 浦川 修司
本学名誉教授の浦川教授は、このたび、本学農学部で第1号となる大学発ベンチャー企業「有限責任事業組合庄内スマートテロワール機構(略称:庄内スマテロ機構LLP)」を、2026年6月1日付で設立したことを発表しました。
スマート・テロワールプロジェクトは、2016年にカルビー株式会社元相談役である故・松尾雅彦氏の寄附により開設された講座から始まり、これまで庄内地域において畑作と養豚を組み合わせた循環型の経済圏モデルの構築に向けた研究を進めてきました。これまでに、ハム・ベーコン・ウインナーなどの豚肉加工品、みそ・納豆などのダイズ製品、麺類や餃子皮などのコムギ製品など、計10品目を開発・販売しています。
今回設立されたベンチャー企業は、これらの学術的成果を基盤に、実社会における経済システムとして地域への定着を図る「実働組織」の役割を担います。
本プロジェクトの発足当初から携わってきた浦川教授は、「 スモールスタートではあるが、将来的には法人格を持つ事業体へと発展させ、全国への展開を目指したい。地域住民の参加やステークホルダーとの連携、特に消費者とのつながりを重視して取り組んでいく。大学と連携しながら、食と農を通じて地域を設計する会社を目指す。」と述べました。
今後は、本学との相互協力のもと、庄内産原料および加工食品の需給調整や流通管理、顧客価値に基づく適正価格の設定、体験型イベントを通じた地域サポーターの育成、山形大学ブランドの監修と品質管理を柱として、事業を展開していきます。
■掲載日:2026.06.30


