稲ワラ


 農場の水田から出た稲わらも、牛の飼料として利用しています。通常のコンバインは脱穀したわらを裁断しますが、農場のコンバインは脱穀後稲わらを束ねて排出する装置が付いています。これを回収して乾燥させたり、尿素を添加して発酵させたりして利用しています。
 稲わらの栄養分は低いですが、牛に必要な繊維質が豊富で、肉牛の生産には重要な飼料です。さらに尿素を添加すると栄養価や嗜好性、保存性も上がるので、農場では乾燥稲わらと尿素稲わらを合わせて使っています。
 農場の稲わらの収量は年間約20tで、牧草では足りない分を補っています。