教員紹介
前の川にて
渡邉 一哉
 WATANABE Kazuya
博士(農学)Ph.D

山形大学農学部食料生命環境学科
エコサイエンスコース担当(水土環境科学領域)

〒997-8555 山形県鶴岡市若葉町1⁻23 山形大学農学部2号館2階 2256号室
電話: 0235-28-2942(FAXはありません)
E-mail: kwatanabe(at)tds1.tr.yamagata-u.ac.jp

▼研究について
 山形市の馬見ヶ崎川でヤマメを釣り上げたことが、この世界に入るきっかけとなりました。それ以来、庄内地域を中心とした山形の渓流の美しさに魅了されています。
 一方で、多くの渓流は「土石流危険渓流」に指定されており、治水管理が必要です。私自身、何度か洪水の恐怖を体験したことがあります。その他にも、水にまつわる事故や生き物からの襲撃などの恐怖体験も。
 「美しさと危険」が同居する水環境に触れる機会が多くなるほどに、「川の環境構造と、渓流魚やヒトなど、その環境の指標となる生き物の振る舞い」に興味を持つようになりました。 河川環境学は、対象となる水環境と生物との関係性を明らかにしながら、特に「水環境の診断と治療」のための新しい技術の確立を目指しています。
https://www.youtube.com/watch?v=RaNK4mCtFRE

 具体的には、フィールドワークを第一とした基礎研究と、それらの成果を社会に還元することを目的とした応用研究に取り組んでいます。研究は、継続的で地道な取り組みによるデータの蓄積が重要ですが、「待ったなし」の対応が必要な課題も多く存在します。 このような場合には、対象となる環境が持つ修復能力などの特性を出来るだけ活かした(応用生態工学的)技術が必要だと考えています。そして技術の適用には、地域の人々の習慣や風土への理解。そして、実際に取り組むヒトへの負荷の検討も必要です。
 以上のような考えに賛同してくれて、同時に「楽しむ」ことが出来る研究室メンバーと、今日もどこかを歩いています。

▼自己紹介
 食べること呑むことに目が無い。
 メンバーに教えられ次々とイケナイ趣味(*注:魚釣り、魚突きです)が増えています。

▼研究フィールド
 山地渓流、水田周辺水域、沿岸域(タイ王国のみ。現在お休み中)
 *河川とは、流水が作り出す環境ですから、水田周辺の河川・水路水域といった人工的な空間も研究対象としています。

▼対象生物
 魚類・両生類・ヒト・その他、対象となる環境と関連性の高い生物ならなんでも。私は生物学や生態学者ではありませんが、対象となる環境を、もっともよく知る(指標する)生物との対話は、研究遂行にとても重要です。

▼担当講義
 下記のリンクをご参照ください。
https://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/100000420_jugyo_kamoku_1_ja.html


▼学生からみた先生
 現状維持では満足せず、常に新しいことに挑戦し、より良いものにしようとされている。これが一哉先生の若さの秘訣なのではないかと感じる(他にもたくさん秘訣はあるのだろうが)。 研究に関係あるものは当然ながら、それ以外の知識や経験なども多くお持ちであり、さらに最新の情報も取り入れてられており、「色々なものにアンテナを張り、色々な経験をすることが大切である」ということを、身をもって示してくださっている。 “先生と学生”という立場で学問を教えてくださるだけではなく、一人の“人と人”として、多くのことを教えていただける。このような貴重な巡り合わせに感謝しています。(R6.I山)

 研究への興味が尽きず、常に新しいことへの挑戦を考えておられる方である。足の手術後、回復していないままにもかかわらず、私の長く果てしなかった調査にもすべて同行していただいた。 時にはその身を投げ出し、私たちに笑いのネタまで提供いただくことも。 そんな姿を見て、目標とする学生も多くいる。 時には“打倒先生“を目指す人もいるぐらいである(下記参照)。 豊富な知識と様々な経験をお持ちのため、研究の相談は面白い。取り組みの先にある夢も語る先生は少年の心を忘れていないのだろう。 まだまだ私は先生から教わることが多い。(R5.M方)

 自称永遠の19歳。趣味は釣り・食べること、そして呑むこと(実年齢を忘れるくらい)。 まるで少年のように楽しむ姿は、見ているこちらまでわくわくさせられる。一方で、ヒトとの繋がりを非常に大切にする方であり、学生とは常に本気で向き合ってくださる。本気であるがゆえに、やや高圧的に思われてしまいがちだが、それはこちらの理解不足。話してみればその誤解も解けるはず。百聞は一見に如かず。 我々の成長を願い・期待してくださる先生からいただいた言葉は今も心に残っている。そんな先生の期待に応えるべく、“打倒先生“を目標に負けないくらい楽しみます!(R4.おがさわら)

 誰よりも本気で学生と向き合う、パッション溢れる先生である。大のお酒好きで飲酒リンダイエット(インスリン)をしている。話始めれば時が経つのを忘れ、いつのまにかジョークをはさみ、〇〇ネタも言ったり言わなかったり、、 おわかりいただけただろうか。そう、一哉先生とは非常に魅力的なのである。おっとこれ以上言うと河川研の倍率が跳ね上がってしまうのでこの辺で、、。(R3.O田)


以前お世話になった先生方の紹介はこちらから