教員紹介


前川 勝朗    (Maekawa Katsuro) 先生
博士(農学)

▼略歴
 1968年 山形大学農学部 助手
 1976年 山形大学農学部 助教授
 1991年 山形大学農学部 教授
 1993年 岩手大学連合農学研究科 教授
      スイス連邦工科大学 在外研究員
 2009年 定年退職
      山形大学名誉教授として現在に至る

▼人物紹介
 河川研の開祖。1991年に学科改組に伴い、河川環境学研究室を立ち上げられた。 山形県の主たる用水施設に必ず関与されてきた方。独特な言い回しの語録が多いが、その裏側にある真意を汲み取れる者は少ない。

▼思いで
  水制工や魚道工など、ご専門の水理学では、水のエネルギーを減勢・コントロールする事を主眼とされた。
  1990年~2000年初頭にかけての研究室離散会は、決まって蔵王でのスキーであった。しかしいつも外部会議などの所用と重なり、先生の参加は夕方からとなってしまう。 だが、そこは前川先生。背広を脱ぐなり「さ、行きましょう」と、あっという間にスキーウエアに着替えられ、「YAMAHA」製の骨董品のようなスキー板を担いでゲレンデに飛び出して行かれる。 指導学生は遅れまいと、アタフタとその後を追いかけていくのが常であった。ナイターの照明が当たる上ノ台ゲレンデで、豪快なジャンピングターンで描かれるシュプールが今も記憶に残る。
 ご退職後も、富士登山や山形の山々の縦走、またある時は、キューバへのご渡航など、衰えしらず。前川先生自身のエネルギーは誰も減勢する事ができない。(渡邉)


仕切り線