八久和川紹介
 朝日連峰三方境狐穴付近を源頭とし、八久和ダムまで23kmを超える長大な源流である。 梵字川の上流域でありながら、迫力は下流域をはるかにしのぐ。原生ブナ林に囲まれた急峻な谷を削り、深く険しいゴルジュ帯を形成している。 源流釣り、沢登りの聖地。水は清く、深く強い。そこに生きるイワナも美麗で巨大ある。八久和川を知るには、数泊の野営装備が欠かせない。 2000年初頭に起きた雪崩により、増渕林道の途中から車での通行が制限されている。 このため釣り荒れていたイワナの魚影が復活しつつある。 一つの淵に、尺の大群がひしめく光景は八久和川ならではの風景と言える。茶畑沢下流で見た推定80cmクラスの潜水艦イワナが忘れられない。(渡邉)

八久和川流域図