研究室発 商品化

 

写真の商品は、私が企画し、学生とともに製法を確立、ネーミング、パッケージデザインを決定、その技術を企業に無償譲渡して製品化された「研究室発商品」地域・産業・経済活性化を目指して開発。北海道女満別空港売店で販売AIR DO機内誌(2010年2月号)でも紹介され、掲載された1ヶ月間は、日本全国各地に情報発信。さらに、NHK「おはよう日本」全国放送で、学生の取り組みを取り上げていただきました。

お米のコンフィチュール」 庄内米「はえぬき」、はえぬき「麹」、アーモンド、食塩のみで作られた、「安心・安全」な「研究室発」加工食品。2015年2月28日および3月1日庄内観光物産館さんにて販売。開店から2時間(2日目は1時間弱)で、準備した各100個の商品は「完売」となりました。取り組みは、TVニュース、各社新聞記事、ラジオ、地域情報誌、受験雑誌など、数え切れないほどのメディアで取り上げられました。地域の多くの方々に支えられて達成できたことに、とても感謝しています。この成果により、2人は本学奨励表彰(副学長表彰)を受賞。

本研究室は、2年連続「奨励表彰」

受賞の快挙です。また、2年連続

「学長定例記者会見」に出ていま

す!(前年度は、Ebi Chocolateで

会見ならびに受賞しています)

生産現場から原料特性や機能性解明、それを生かす商品開発(製造技術開発)や品質管理、マーケティングまで、一連のプロセスを学ぶことで、社会の即戦力となる素養を会得する良い機会となっています。就職活動では「武器」となり有利であることが、彼等の実績から証明されました。農学は実学。実学教育研究を通じて育成した人材を社会に還すことが重要です。

本研究室の「アイディア立ち上げから商品化」まで達成した製品は6つ(2016.10現在、本学着任5年間で4つの商品化達成)。「研究室発」の商品開発。地域の方々のご協力により、微力ながら地域のお手伝いをさせていただいております。


商品化の取り組み(明確なアウトプットがあるため、分かりやすい)は、大学ではなかなか業績として評価されない傾向にあります(社会実装は、ものすごく高度なことなのだと思うけれども...)。一方、芸術系大学では「作品」が立派な「業績」として(当たり前ですが)評価されます(論文の代わりが、作品)。語弊を恐れないで言うならば、社会の役に立たないような研究論文と比較して、意味ある取り組みが、商品化だと思っております。学生が社会に出る前に大きく成長でき、関連企業や官公庁などでは即戦力(すぐに「使える」人材)となります。地域事業者の皆さんや企業の方々との「地域連携」で成し得るため、自身の人間力向上や、地域の方々の未来への励みとなります。人を、心を魅了する力があります。だからこそ、学生には研究室にこもるのではなく、積極的に「外(世の中の常識)」を見て学ぶように伝えます。「地方創生」が叫ばれる昨今、地味ではあるけれども時代の最先端を走る「産(産業)研(研究室)言(メディア)」の取り組みと自負しています。商品化の実践は、(残念ですが...)経験者でなければ、大切さ、大変さ、価値は分からないと思います(企業人など、分かる人には分かるのですが...)。北海道に移動して(当初は、必要に迫られて...)取り組んだ商品化研究。今までの意識や考え方を覆すきっかけとなりました(北海道在住中、2つの商品化を達成)。今はそれが良かったと思えます。誰にもできない、オンリーワンの取り組みだから。

本研究室開発の、山形県産四季成り性イチゴ品種「サマーティアラ」 プレザーブスタイルのジャム。消費者ニーズに適した 低糖度ジャム。なぜこれを開発したのでしょうか。県で育種した品種ですが、地域の方々が全く知らないから。地域が知らないものは広まらないので、何とか解決したいと思い、2013年商品化。

「Ebi Chocolate」

山形県庄内浜産「甘エビ」と県産米「はえぬき」をふんだんに使用。甘エビの豊かな風味とお米のクリスピーな食感がチョコレートと出会いました。アイディア立案から製法確立、成分分析、品質管理、ネーミング、パッケージデザイン、販売まですべてを実践。2014年商品化。学長定例記者会見に出て、さらに本学奨励表彰(副学長表彰)受賞

地域にとって最も重要な食材、米の消費拡大に向けて開発した「遊佐産お米のグラノーラ」。お米の「サクサク食感」「からだに美味しい」“ぎゅ!”っと詰まった一品。山形県遊佐町生産者が大切に育てた庄内米「特別栽培米ひとめぼれ」を使った「安心・安全」な「研究室発」加工食品。 製造は「おこし工房さくらグループさん」。 2016年

9月10日より「道の駅鳥海ふらっとさん」で販売。爆発的な

人気で、納品後、即完売です。

TVニュース、各社新聞記事、地域情報誌、大学出版情報誌、

受験雑誌など、多くのメディアで取り上げられました。

地域を大切にする取り組み。地方創生、地域連携の先進事例

としても注目されています。たくさんの地域の方々に支えら

れて達成できたことに、とても感謝しています。この機会に、

是非ご賞味ください。限定販売です!

「学長定例記者会見」にも出席しました。本研究室は3回目

そして、本学奨励表彰(副学長表彰)受賞

本研究室は、5年間で3回目の奨励表彰(副学長表彰)受賞