研究紹介

研究紹介


研究内容の紹介

生産機械研究室では農業機械開発や作業技術の研究を行っています。

 

・スイカのスマート農業に関する研究
(2019年〜2020年度:スマート農業実証プロジェクト課題)

 

この課題では、スイカの生産を省力的に行う作業技術として収穫期を判断する目印棒を小型ドローンとUGVで撮影した画像から人工知能で検出し、それをLINEで生産者に配信するシステムの開発を山形県と共同で行っています。

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・長ネギの機械化体系の開発
(2014年〜2016年度:科研費 基盤研究C採択課題,農業食料工学会,ASABE2015 USA、TAE2016 Plagueなどで講演)

 

この課題では、長ネギを省力的に栽培できる作業技術(側条施肥栽培)とそれに用いる作業機械(写真の機械:施肥同時溝切り機)の開発を秋田県農業試験場と共同で行いました。
開発された機械は農業機械メーカーから市般化され、生産農家にも導入されています。

・ベニバナ収穫ロボットの開発
(2018年〜2020年度:科研費 基盤研究C採択課題,農業食料工学会東北支部会,FOOMA2019などで講演)

 

この課題では、ベニバナの乱花を省力的に収穫できるロボットの開発を行っています。
収穫するアームは佐賀大学、収穫部は鶴岡高専と共同で開発しています。

このロボットは、FOOMA2019でAP賞を受賞しました。

・代かき同時散播作業機の開発
(2015年〜2018年:農林水産省地域戦略プロ採択課題、2020年〜:イノベーション創出強化促進事業採択課題

 この課題では、水稲の直播(じかまき栽培)を代かきと同時に播種できる作業技術の開発を行いました。技術開発は庄内地域の農機メーカー、東北農研センター、山形県と共同で行いました。

本学では均等に散播できる拡散板の開発を担当し、研究室の3DCADとプリンタでモデリングして生産者のほ場で実証試験を行っています。  

 

 

・エダマメ選別機の開発
(2016年度:農林水産省地域戦略プロ採択課題,
ISMAB2014 台湾宜欄市、ASABE2015 USA、TAE2019 Plagueで講演) 
庄内はだだちゃ豆の産地として有名です。
だだちゃ豆(えだまめ)の栽培では出荷する際に手作業で形のいい豆を選んでいます(選別といいます)。この研究ではえだまめの形をカメラで撮影し、その情報を基に色や形のいいえだまめを人工知能で選ぶ機械(選別機)の開発を行っています。

 

・水田転換ほ場での露地野菜栽培に関する研究

 (2015,2016年農業食料工学会、農作業学会、TAE2016 Plagueで講演)

 庄内地域は水田の多い地域ですが、水田を畑に転換して野菜を栽培することも多く行われています。

水田は排水性が悪いほ場が多いので、補助暗渠を施工するなどして排水性を改善する(排水対策)必用があります。この研究では、排水対策を施したほ場に対する露地野菜の機械化作業体系について農業機械メーカーと共同で検討しています。これまで、えだまめ、キャベツ(左の写真:植え付け作業の様子です)、サトイモ、かぶの作付けを行っています。

 

・ほ場機械の燃料消費に関する研究
(2015,2016年農業食料工学会、農作業学会、TAE2016 Plagueで講演)

農業機械は近年省エネ対策が施されたトラクタや破砕耕などの効率的な作業技術の導入が進んでいます。

この研究では各種農作業でのトラクタの燃料消費について検討し、効率的な作業法について提案を行います。

 

 

・農業機械のIOT化に関する研究

 

農業は農業従事者の減少から省力化技術としてロボットや各種センシング情報の高度利用が進んでいます。

この研究では各種農作業のIOT化、AIの農業への実装について提案を行います。

研究報告や論文の情報はこちらのリンクを参照してください。

 
 


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