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子牛出産(2011.6)NEW

『妄想日記、親牛子牛』(出産編)(2009.3)    

子牛出産

2011年5月4日。
子牛の出産現場を撮影しましたのでご紹介いたします。

5月4日といえば、ゴールデンウィークではないですか!
日本人の祝日などもちろん関係なく、牛さんは子どもを産みます。
母牛の名前は「ひらさか」と言います。血統は申し分ありませんが(父が平茂勝、母が安平です。すごいんですよこれは。)、出産は苦手な牛です。
獣医さんに陣痛を起こす薬を注射してもらい出産に備えます。
 

この日は休日ということもあり、畜産担当のM田氏のお子さんも見学です。結構すごい経験ですね。(顔ぼかしてごめんねー。いろいろあるのよ。)
 
出産中の写真は撮れませんでした。手伝ってましたので…。
獣医さんは肛門に手を突っ込み、子牛、母牛の状態の確認。前足が二本出てきた!と聞いて、ひとまずホッとしました。(逆子だと大変です)
子牛の前足にロープを結んで、M田氏と私で獣医さんの掛け声とともに思いっきり引っ張りました。
 

生まれた!
まずは呼吸の確認!口の周りを拭いてやります。肺が動いている。大丈夫!
 

そしてへその緒の消毒!
獣医さんは胎盤を引っ張り出しています。
 

このあと大事なのは母牛が子牛をちゃんと可愛がるかどうかです。まったく認識しないという悲しい事も稀にあります。子牛に米ぬかをまぶしていますが、母牛に舐めさせることによって母性本能を引き出すのがねらいです。
 

近寄ると威嚇してきました。
母性本能、心配なし!
後は子牛が立ち上がって初乳を飲んで免疫を付けてくれれば一安心となります。
 
動画を撮影しました。お時間ある方、どうぞ↓↓
【子牛出産】舐め続ける母牛と立とうと頑張る子牛

 
この後無事立ち上がり、初乳を飲みました。
性別は雌で名前は「こがね ももか」です。(かわええ名前だー)
やはり血統がいいので自家保留して母牛として活躍してもらう予定です。

佐久間拓也

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