水土環境科学コースでは、水と土の科学および農地を造り、水を確保し、維持・管理する技術を土台に、人を含めた生物と自然環境および人と社会環境の相互関係を学びます。これらの相互関係から必要とされる農山村の自然・社会環境の保全と創出の方策を修得するために、水土環境科学コースでは以下のような学習目標をたて、必修、選択科目によるカリキュラムで講義を受講します。
上記科目のほか、具体的な問題を解くことで理解を深めるための水理学演習、地盤工学演習等の演習科目、基礎的な実験手法を身につける水土環境実験実習を受講します。実験・実習科目では、学外の現地における調査や試験にも取り組みます。今日の農山村が抱える課題について外部専門家から学ぶ水土環境特別講義、学科共通科目、他コース開講科目から幅広い関連知識を修得します。
学習目標 | 2年 | 3年 | 4年 | ||||
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前期 | 後期 | 前期 | 後期 | 前期 | 後期 | ||
1 | 身近なフィールドを通じて,農業と地域の実態を理解するとともに,地球規模での農業・環境問題を多面的に理解する。 | 地球環境論
クリーンエネルギー利用論
水土環境科学論 |
水文学 |
GIS・リモートセンシング演習 |
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2 | 農業水利施設や農地整備の設計法とともに,社会資本の整備に伴う環境への影響を理解し,環境保全策を検討できる能力を身につける。 | 陸水環境論 |
応用力学
測量学I |
水理学
地盤工学
測量学II
ストックマネージメント論 |
水理学演習
地盤工学演習 |
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3 | 持続可能な農業と農山村のあり方を検討できる能力を身につける。 | 農村計画学 |
農地工学
農業水利学 |
水質環境科学
地域防災論 |
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4 | 調査や実験で得た結果を客観的に分析し,論理的に考察を加える能力や手法を修得する。 | 生物環境物理学 |
河川環境調査論 |
測量実習及び製図
水土環境実験実習 |
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5 | 事例や結果に基づいて,自分の考えを表現し議論できる能力を身につける。 | 外国書講読演習 |
応用数学モデル 演習 |
プロジェクト 実習 |
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6 | 与えられた条件下で計画的に仕事を進め,まとめる能力を身につける。 | 夏季実習 |
研究プロセス 演習 |
卒業論文 |
3年次前期終了時に卒業論文作成のための研究室へ仮入室をし、4年次に進級してから卒業論文作成にとりかかります。
指定された科目を修得して卒業すると、高等学校教諭一種免許状「理科」、「農業」を取得することができます。
さらに水土環境科学コースでは、指定された科目を修得して卒業すると、測量士補資格を取得することができます。
グループ発表の準備
グループ発表
コンクリート工場の見学
学外現地見学
講義や演習の受講者に対する連絡事項です。