山形大学農学部食農環境マネジメント学コース

  • 小
  • 中
  • 大
お問い合わせ

2018年度キャリア形成論

2018年5月8~9日、キャリア形成論の授業で、2年生16名は庄内北部の遊佐および秋田県にかほ市に行きました。今回の授業のテーマは、鳥海山に由来する景観形成および湧水の恵みと人々の暮らしという中で、見学地を回りました。

【釜磯の湧水】砂浜の地下から湧き出る湧水の存在とその温度を裸足になって体感!教員も足を入れてみました。

【三崎】暖地性タブ林がなぜ、庄内浜でみられるのかという点を学びました。その後景勝地として名高い象潟で、流山の1つである駒留山に登り、田植えのために水が張られた水田の中に浮かぶ景観を眺めながら、近年この地域は休耕田の存在が問題になっていることの説明を受けました。

【上郷の温水路群】鳥海山からの湧水は稲の生育には冷たすぎる。そこで、1段1段を浅く設定した150段の階段状の用水路をつくり、太陽光で水温を上げることを考えた集落の人々。大正期に集落住民の労務によって完成した温水路群は2003年「日本土木学会選奨土木遺産」に登録されています。学生は湧水の利用に関する住民の知恵と苦労を学びました。

夜は教員から「キャリア形成」に関する内容を、学生は中学校・高校時代のエピソードを盛り込んだ自己紹介をし、親睦を深めました。