いま抱えている問題

近年、輸入農産物の増加に伴う農産物価格の低迷、遊休農地の増加、農家の高齢化、農業の後継者不足・担い手不足の問題等々、農業を取り巻く情勢は厳しさを増しています。地域においても、高齢化や過疎化の問題を抱え、今後、地域の資源を誰が、どのように守っていくのかといった課題に直面しています。
農業と地域の未来を創る学問領域
経営管理技術の習得
農業や地域問題への対応にとって重要なことは、明確な目標をもち、その達成に向けたしっかりとしたマネジメントを構築していくことです。農業に関して言えば、農業経営には、栽培技術だけではなく、経営管理技術(マネジメント)の習得が必要となります。
強い農業・強い地域を作る
食農環境マネジメント学領域は、“強い農業”や“強い地域”を創るための人材を養成する学問領域です。本領域では、少人数ゼミ・研究室体制で、マネジメント力を有した農業経営者や地域のリーダーを育成しています。
農業・地域の活性化
農業や地域を活性化し、さらに、安心・安全な食料を供給し、地域の環境を守っていくためには、限られた資源(ヒト、モノ、カネ、情報)をいかに有効に活用していくのかについて考える必要があります。本領域ではそのために必要な理論や手法、実践方法について学んでいきます。
コースでの学び方
本領域では、3年次から少人数ゼミ・研究室体制で研究をすすめていきます。農業や地域の実態を学ぶために、積極的にフィールドワークを実施します。同時にその課題を分析するための手法も学んでいきます。4年次に、これらの集大成として卒業論文の作成に取り組んでいきます。