2019年6月4日、キャリア形成論の授業は、鶴岡市の朝日地区の南端にあたる大鳥集落をたずねました。
大鳥に着くと、すぐに大鳥で採れた山菜や川魚のお弁当を堪能しました。
大鳥は山間集落であり、人々は冬場の保存食とし、さらには現金収入の途として、山菜やキノコ、木の実などの採集をおこなっていました。写真は近年復元された「ぜんまい小屋」。今でこそ山中には見られなくなった小屋ですが、以前はこうした小屋が大鳥の山中にも散在し、夫婦が何十日もここでゼンマイの採集・茹で上げ・乾燥などを行っていました。
これからワラビ採り体験に出かけます。「てんご」という山菜取り用の籠をつけて。
急斜面でのワラビ採り体験。
学生たちは30分程度でくたくたですが、地元の方は1日6時間もワラビ採りをされます。
民家の庭先にある大きな水槽。大鳥では、沢水の賢い利用法が今も活きています。
山間集落が直面しているさまざまな問題を聞く学生たち。今後の集落の在り方を模索しながら、大鳥をあとにしました。