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「ビストロ下水道研究発表会 in 鶴岡」が開催されました

 下水道資源を農業等に利用し食に繋げる「ビストロ下水道」プロジェクトの研究発表会が8月23日(火)、 本学部301講義室において対面およびオンラインのハイブリッド形式で開催され、約150名(会場約90名・オンライン約60名)が参加しました。
 当プロジェクトは、平成29年度から産学官6者連携による共同調査協定に基づき研究を推進してきましたが、5ヵ年の研究プロジェクトが最終年度を迎え、これまでの研究成果を報告することとなりました。なお、本プロジェクトは今年9月に新たに県漁業協同組合が加わり新体制となって、次のステップに進むことになっています。
 発表会では、皆川治鶴岡市長、村山秀樹農学部長、藤岡勝之国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道課下水道国際技術室資源利用係長による開会の挨拶に続き、各研究領域で活動している6件の研究発表および事例例発表が行われました。ひき続きパネルディスカッションを行い、「下水道資源の農業利用」をテーマに、今後の生産者および消費者への普及拡大方法などについて意見交換しました。

    

【研究発表】
「地域産業と連携した下水汚泥肥料の事業採算性の高い循環システムの構築」鹿児島工業高等専門学校教授 山内正仁
「鶴岡市におけるビストロ下水道」山形大学農学部教授 渡部徹
「畜産業における下水道資源の利活用」山形大学農学部准教授 松山裕城
「下水処理水活用によるアユ養殖・水耕栽培に関する調査報告」鶴岡市上下水道部下水道課浄化センター主査 松浦正也
「余熱を利用した農業用ハウスの設計及び試験栽培結果」株式会社日水コン環境・資源部副部長 酢谷大輔

「下水消化ガス発電に係る発電余剰熱の有効利用に関する調査報告」水ingエンジニアリング株式会社上下水道営業部長 田崎和好
【研究発表】
「BISTRO下水道に学ぶ~私たちの庄内暮らし~」ANA庄内支店ANA SHONAI BLUE Ambassador佐藤菜々子、坂本里帆


  
▲パネルディスカッションの様子(左)と下水処理水を用いて養殖されたアユ(右)


■掲載日:2022.08.25