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「ウガンだより」始めます(JICA海外協力隊・岩谷英孝)

青年海外協力隊食用作物・稲作栽培 岩谷 英孝
(食料生命環境学科 令和2年度卒業)

 こんにちは、令和2年度に農学部食料生命環境学科(栽培土壌)を卒業しました岩谷英孝と言います。私は今、青年海外協力隊で食用作物・稲作栽培の隊員としてウガンダに派遣されています。農学部の広報の方からお話を頂き記事を書かせて頂いております。海外やアフリカ、JICA海外協力隊に興味のある方、そうでない方も目を通して頂けると嬉しいです!

 私は学部4年時に協力隊の合格が決まり卒業後すぐに語学訓練を受けネパールへ派遣される予定でした。ところがちょうどその頃、COVID-19が流行しだし1年の延期、任国振り替え(ネパールからウガンダへ変更)がありました。その間は農業法人や国内ボランティア、タンカーの電気配線、引っ越し屋・・・様々なところでアルバイト等をしていました。今考えればそれも本当によい経験でした。その後、45日間の福島県二本松市での訓練も終了し卒業から約1年半後ようやくウガンダに来ることができました!

 ところで皆さん、ウガンダという国はご存じでしょうか。おそらく名前だけは知っているという方が多いかと思います(私も名前しか知りませんでした)。ウガンダは東アフリカに位置している内陸国です。また赤道直下の国でもあります。アフリカ最大の湖、ビクトリア湖があるのも有名ですね。気候は年間を通して平均気温が25度付近で少し暑く感じるときもありますが比較的過ごしやすい環境です。また、乾季でもある程度の降水量があり世界で見ても農業によく適した環境だと言われています。そんな素敵な国の中で私はウガンダにある農業系の研究所に赴任しました。
今回は、第1回目なのでウガンダについての簡単な情報と私がウガンダに来て驚いた事を紹介したいと思います。


ウガンダについて

首都:カンパラ
私の任地:ホイマ県 ブリンディ地域農業開調査開発研究所
言語:ルガンダ、英語、ルソガ、ルトロ、ルニョロ・・・めちゃくちゃいっぱい!!
主食:マトケ(バナナ)、ポショ(メイズの粉を練った物)、コメ・・・
人口:約4600万人
国土:24万㎢(日本の本州くらい)
主要産業:労働人口の約7割が農業に従事、製造、建設
日本との時差:マイナス6時間

 

交通量の多さ!!

ウガンダにはボダボダと言われるバイクタクシーがたくさん走っています。特に朝の通勤ラッシュは渋滞で反対車線がすいていれば逆走する車もよく見かけます。日本では逆走車が見つかるとニュースになるよと言ったら現地の人は笑っていました。走っている車はほとんどが日本製の中古車です。エンジンをかけた際に流れる「ETCカードが挿入されていません」とはどういう意味だと現地の人に良く聞かれます!ちなみに意味は知らないけど聞きすぎて日本語でウガンダ人も言えちゃいます!!
車だけじゃなく牛もいっぱい!!
   

歩いていると良く聞く言葉「ムズング!!」

歩いているとよく現地語でムズング!と言われます。特に子供たちに言われますが肌の黒くない人全員を指すそうです。特に地方へ行くと外国人は珍しいためよく聞きます。
皆、人なつっこいので手を振ると大人も含めてほぼ100%手を振り返してくれます。

最近、テロが重なり少し治安が不安定ですが皆親切で良い国です。私の任期は2年後の2023年10月までです。それまで1~2ヶ月ごとに更新していこうと思っていますのでよろしくお願いします。

    

※質問等がある方は直接メールを頂ければ受け付けます。
 岩谷 英孝 iwatani1209@gmail.com

■掲載日:2021.12.23