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農学部公開講座「農学の夕べ」

農学とは、衣食住との関わりをベースとし、人類の生存、生活に貢献することを目標とした総合科学です。本講座では、様々な分野からのアプローチで農学を紹介し、「農学」が総合科学であることを感じていただくとともに、その最新の研究についてわかりやすく解説します。

令和6年度「農学の夕べ」のご案内 ※終了しました

下記の日程で開催します。すべて座学で受講料無料です(要事前申込)。秋の夜長に農学はいかがでしょうか。皆様のご参加をお待ちしています。

講義日程

開講日 講義テーマ 講義概要 担当教員

第1回
9月19日(木)

水から家畜のことを考えてみる ご存じのように、家畜にとっての水は、生命を維持するために欠かせない物質であり、とても重要な栄養素です。それではお聞きします。「ウシは1日あたりどのくらい水を飲むでしょうか?」 本講義では、皆さんに、自ら家畜のことを考えていただきたく、水から家畜のことを一考していただこうと思います。

教授
堀口 健一

第2回
9月26日(木) 
未来を担うミクロな光合成生物、微細藻類 微細藻類は、我々の近代文明を支えてきた石油や石灰などの資源の起源となったとされる小さな光合成生物です。昨今の持続可能な社会の実現に向けたバイオ燃料やバイオものづくり、新たな食糧源として、この小さな生物の活用が期待されています。本講義では、身の回りにいる微細藻類から、ゲノム編集による有用株の創出など最新研究の取り組みまで、分かりやすく紹介します。

准教授
野村 俊尚

第3回
10月3日(木) 
樹から木を学ぶ 私たち日本人は、木材を強度を要する建築用材などに使用しています。しかし、樹木は私たちのために「丈夫な木材」を生産しているわけではありません。 本講義は、生き物としての樹木の強さについてご紹介します。樹木が有する様々な性質から木材の利用を改めて考えるきっかけになれば幸いです。

准教授
相蘇 春菜

第4回
10月10日(木)
循環型農村経済圏「スマート・テロワール」の構築を目指して 世界レベルの気候変動や社会情勢の悪化、さらに歴史的な円安が続く中、食料安全保障の確立が重要な課題になっています。 その対策の一つが、山形大学が目指している循環型農村経済圏「スマート・テロワール」構想です。そこで、本構想を分かり易く解説するとともに、この構想から産まれた数々の加工食品を紹介します。

教授
浦川 修司

第5回
10月17日(木)
農業技術のシンギュラリティ(技術的特異点) 最近、農業分野ではスマート農業が話題になっています。この技術は日本農業にとって新らたな農業の幕開けとなるシンギュラリティ(技術特異点)といえるものですが、このような現象は過去にも存在していました。この講義では農業技術が過去から現在、未来に向けてどのように繋がっているのかを紹介します。

教授
片平 光彦

◇日 時:9/19(木),9/26(木),10/3(木),10/10(木),10/17(木)
     18:30~19:30(60分)※全5回

会 場: 山形大学農学部3号館3階301講義室(鶴岡市若葉町1-23)
定 員: 70名(先着)※定員になり次第受付を終了します。予めご了承ください。
受講料: 無料(事前申込要)

 

【申込方法】
 令和6年8月19日(月)~9月9日(月)の期間中に、下記申込みフォームからお申込みください。
 ※全5回通しでのお申し込みになります。 
 ◎申込みフォーム https://forms.office.com/r/6s6PCrMbe0​

【お問い合わせ先】
 山形大学農学部総務課研究・社会共創室 TEL: 0235(28)2909  

 

今後の新型コロナウイルスの感染状況により、変更等発生する場合や必要な連絡事項などはホームページでご案内いたします。

 

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