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「庄内スマート・テロワール」豊穣感謝祭2024を開催しました

山形大学アグリフードシステム先端研究センター(YAAS)および庄内スマート・テロワール構築協議会主催の「庄内スマート・テロワール豊穣感謝祭2024~地域肥飼料資源を活用した地域循環共生圏づくりに関するシンポジウム~」が、11月18日(月)に鶴岡市のグランドエル・サンにて開催され、本学関係者をはじめ、行政、生産者、一般市民等、約130名(WEB参加含む)が参加しました。

本学では、庄内地域における持続可能な循環型農村経済圏(スマート・テロワール)の構築を目指し、2019年に庄内スマート・テロワール構築協議会、2022年には山形大学アグリフードシステム先端研究センター(YAAS)を設立し、構想実現に向けた取り組みを進めています。

第1部のシンポジウムでは、「Think Globally, EAT Locally!~サステナブルな食と農の未来へ~」をテーマに、三重大学副学長であり大学院地域イノベーション学研究科教授の松田裕子氏が基調講演を行いました。松田氏は、世界的な食料問題の現状と地域における取り組みについて、ドイツでの実例を交えながら紹介し、「購買行動は『財布での投票』に相当し、地元産品を選ぶことは地域を支える行為につながる。消費者の選択が地域の未来を創る」と述べました。

基調講演に続き、環境省地域循環共生圏推進室の石川拓哉室長による行政施策の紹介や、本プロジェクト代表である本学部浦川修司教授による循環型農村経済圏(スマート・テロワール)の取り組みが紹介されました。さらに、下水道資源の活用に向けた研究として、本学部の松山裕城准教授および株式会社日水コンの酢谷大輔氏がそれぞれ講演を行いました。

第2部では、地域資源を活用した農畜産物およびその加工品の試食会が開催され、当プロジェクトから誕生した食材を使った料理が提供されました。参加者は、それらの料理に舌鼓を打ち、地域の恵みを存分に堪能しました。

▲基調講演した三重大学副学長 松田裕子氏
▲行政施策の紹介
環境省地域循環共生圏推進室 石川拓哉氏
▲循環型農村経済圏(スマート・テロワール)の紹介
山形大学農学部 浦川修司教授
▲下水道資源の活用に向けた研究紹介
山形大学農学部准教授 松山裕城
▲下水道資源の活用に向けた研究紹介
株式会社日水コン 酢谷大輔氏
▲試食会ではスマート・テロワールプロジェクトから産まれた食材を使った料理が振舞われた
▲新たにパスタ麺と餃子の皮が仲間入り

▲地元産食材を使った多彩な料理が勢揃い、
参加者も大満足

 

■掲載日:2024.11.20