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本学の学生が日本景観生態学会2020年度論文奨励賞を受賞しました

本学大学院農学研究科生物環境学専攻2年雫田享佐さんが、日本景観生態学会2020年度論文奨励賞を受賞しました。
日本景観生態学会論文奨励賞は、学会誌『景観生態学』に研究、調査、計画、設計、考案などに関する原著論文または短報を発表し、これが景観生態学における学術・技術の進歩、発展に寄与し、独創性と将来性に富むものと認められた若手研究者に授与される賞です。 受賞対象となった論文は、以下の通りです。


雫田享佐・斎藤昌幸(2019)
山形県庄内地方におけるヒメボタル(Luciola parvula)の生息環境評価.景観生態学 24: 61-69.

  
この研究では、鶴岡市に位置する高館山周辺でヒメボタルの成虫個体数を調べ、出現個体数と環境要因との対応関係を明らかにしました。
陸生ホタルの1種で美しい光を放つヒメボタルですが、その生息環境を定量的に評価した研究例は少なく、本研究は貴重な成果であるといえます。受賞対象となった論文は雫田さんの卒業論文をもとにしたものであり、卒業研究の成果を学術論文として公表する努力をおこなった結果が受賞につながりました。


■掲載日:2020.05.22