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第5回記者懇談会を開催しました

山形大学農学部では、年に数回、記者懇談会を開催しています。
8月20日(木)に、令和2年度第5回目の懇談会を開催しました。発表内容は以下のとおりです。


「ノロウイルスに汚染されない牡蠣養殖への挑戦」

                     教授  渡部 徹(水環境工学) 
                     岩手大学大学院連合農学研究科3年 伊藤 絵里香
                     山形大学農学部4年 立花 琴梨

【概要】

本学(渡部徹教授・水環境工学)と国立保健医療科学院が共同で行う研究が、独立行政法人日本学術振興会の令和2年度科学研究費助成事業(科研費)挑戦的研究(開拓)に採択されました。本学では唯一の採択課題であり、研究期間の2022年度末まで総額1990万円の研究費を受けます。

本研究では、ノロウイルスが人に感染する際に消化組織内にある物質「糖鎖」にウイルスが結合することから、体内に発現している糖鎖の種類に着目。ウイルス蓄積量の多い牡蠣および少ない牡蠣の体内の糖鎖構造を解析し、ノロウイルス蓄積を特徴づける遺伝子の特定および遺伝子マーカーを用いたウイルスを蓄積しない牡蠣の判別化を目指します。

なお本研究には、博士課程3年伊藤絵里香さん(日本学術振興会特別研究員)、学部4年立花琴梨さんも参加しています。


   
▲(左から)渡部徹教授、伊藤絵里香さん、立花琴梨さん


■掲載日:2020.08.21