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第11回記者懇談会を開催しました

山形大学農学部では、年に数回、記者懇談会を開催しています。
令和3年2月9日(水)に、令和2年度第11回目の懇談会を開催しました。発表内容は以下のとおりです。


「旧旅館を留学生の宿舎に活用」

 山形大学農学部副学部長(国際交流担当) 渡部 徹


【概要】

 山形大学農学部は、空き家の有効活用に取り組む「NPO法人つるおかランド・バンク」との連携により鶴岡市内の空き家(旧旅館)を留学生用の「シェアハウス」として整備し、2020年12月より順次入居を開始したことを発表しました。

 本学部では、かねてより国際化を推進しており、文部科学省、日本学生支援機構及び国際協力機構のプログラムによる留学生の受入れのほか、私費留学生や短期留学生を含む受入れ総数は年々増加傾向にある一方で、受入時に必要となる住まい不足が課題となっていました。

 渡部副学部長は、「留学生の受入れは、大学の中だけではなく、地域の国際化にもつながる。留学生には日本の生活や文化を学ぶ機会を、地域の方々には海外の生活や文化に触れる機会をそれぞれ提供していけたら」と述べました。

 当シェアハウスは6名まで収容可能で、現在4名が入居中。まもなく2名の留学生が入居予定となっています。本学への留学希望者が増え続ける中で 、留学生の居住空間と地域の空き家問題を一緒に解決できる事例が、今後も増えることを願っています。


▲発表する渡部副学部長

  
▲2010年まで営業していた旅館を改装し、留学生用のシェアハウスに  

 

■掲載日:2021.2.12