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ウガンだより③

青年海外協力隊食用作物・稲作栽培 岩谷 英孝
(食料生命環境学科 令和2年度卒業)

 こんにちはJICA海外協力隊でウガンダに派遣されております岩谷英孝です。ウガンダより3号になります。山形県は冬も終わり暖かくなってきた頃でしょうか。ウガンダは3月に入った辺りから雨季が始まり毎日のように夕方には雨が降り始めます。農家達はこの雨季を逃さないように圃場の整備を初め、播種を行っています。農業研究所に配属されている私も水稲、陸稲共にこの雨季に合わせ栽培試験を始めました。陸稲栽培はアフリカでこそ一般的に行われていますが、日本では限られた地域でのみ行われているため、貴重な経験をしているなと感じています。    

  
▲収穫期の陸稲(左)と配属先スタッフとのサッカーをした際の記念撮影(右)

 

 さて、前回のウガンダよりで告知しましたとおり、同期隊員の紹介をしたいと思います。様々な背景を持った方々がウガンダに派遣されていますので皆さんの刺激になればと思います。少し順番を変更しまして、1人目はイケメン・優男・頭が切れて頼りになり英語もぺらぺらな高木駿さんです。そんな完璧じゃないかと突っ込みたくなる駿さんですが、時折、ドジな一面も兼ね備えている優しいお兄さんのような素敵な人です。  

・氏名:高木駿
・出身県:愛知県
・職種:コミュニティ開発
・年齢:28才

 

・仕事内容
Buikwe県にあるNGOに勤務。コメを中心とした農作物の栽培技術の向上、販路の拡大やその他農家の所得向上へとつながる生計活動の提案などを行う。また同NGOが行なっている子どもへのPCスキル指導、またエイズ孤児への支援などにも携わる予定。


・自己紹介
地元の自動車部品メーカーで勤務していましたが、大学生の時に見た途上国の貧困問題が忘れられず色々悩んだ末、会社を辞めて協力隊員になることを決めました。日本の当たり前が当たり前ではないこの国では思い通りに事が進まないことも多く大変ですが、その違いも楽しみながら生活しています。

・あなたから見た岩谷の印象
同期隊員10人をそれぞれ無人島に放ったら、一番いい生活を築き上げるのが岩ちゃんでしょう。そのくらい生きる知恵やスキルに長けていてなんでもこなす印象。たまにはドジな姿も見てみたい。

・日本の大学生に向けて一言
比較的自分で自由に使える時間と体力がある大学生のうちに、色んなところへ行き、色んな人と話してみてください。自分の関心とは全然違う業界で働いている人や海外旅行中に出会った人、年齢の離れた世代の異なる人などどんな人でもいいです。自分と違うバックグランドを持つ人との関わりは自分の視野を大きく広げてくれます。
今、将来やりたいことが見つかっている人も、そうでない人も、ちょっとした出会いがきっかけで新たな発見がたくさんあります。ぜひ若くてエネルギー有り余る今だからこそ、その出会いの母数を増やすため足を動かし駆け回ってみてください!


・将来の夢
協力隊を目指した当初は、協力隊での2年間の経験を糧に将来は国連機関や国際NGOで働くことを考えていました。しかし協力隊に合格してから本当に色々な人に出会い、いろいろな考え方に触れ、自分のなかでも選択肢が広がってきています。
ウガンダにいる間にもたくさんの出会いや経験があると思います。2年の任期が終わる頃、あらためて自分の心の素直に向き合い、「これをやってみたい」と思うことにチャレンジし続けられる人生にしたいです。

●ウガンダのこんなことが知りたいなどあればぜひお知らせ下さい。
iwatani1209@gmail.com


■掲載日:2022.05.06