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本学大学院生が2022年度日本景観生態学会論文奨励賞を受賞

 本学大学院農学研究科農学専攻2年本田鈴香さん(斎藤昌幸研究室所属 )が、2022年度日本景観生態学会論文奨励賞を受賞しました。
 日本景観生態学会論文奨励賞は、学会誌『景観生態学』に研究、調査、計画、設計、考案などに関する論文を発表し、これが景観生態学における学術・技術の進歩、発展に寄与し、独創性と将来性に富むものと認められた若手研究者に授与される賞です。 受賞対象となった論文は、本田さんの卒業論文をもとにしたものです。

 

本田鈴香・斎藤昌幸(2021)
冷温帯におけるニホンリスの営巣場所選択:複数の空間スケールによる評価.
景観生態学 26(1): 45-52.

  
 樹上性リス類にとって、営巣場所は休息や育児のために重要です。この研究では、庄内地方においてニホンリスがどこに営巣するかを景観スケールから単木スケールまで複数の空間スケールで評価しました。
 研究の結果、ニホンリスの営巣場所は空間スケールに応じて選択されていることが明らかになり、そのような成果が今回の受賞につながりました。

 

■掲載日:2022.08.02