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第5回記者懇談会を開催しました

山形大学農学部では、年に数回、記者懇談会を開催しています。
9月1日(木)に、令和4年度第5回目の懇談会を開催しました。発表内容は以下のとおりです。


「アグリフードシステム先端研究センター(YAAS)本格始動
 ~食の10次産業化による持続可能な農業と循環型社会の構築を目指して~」

 山形大学農学部学部長  村山 秀樹   
        副学部長 渡部  徹
【概要】
 村山秀樹学部長は、今年度文部科学省に設置が認められた本学全学組織のアグリフードシステム先端研究センター(YAAS)(センター長・飯塚博研究担当副学長)を7月1日に設置し、本格始動したことを発表しました。

 当センターでは、本学6学部の総合知(知識集約産業)を集約することで第4次産業として定義し、6次産業に有機的に融合することで食の10次産業化を目指します。 文科省が5,800万、本学が2,000万を支出し、年間7,800万の予算で今後5年に渡り進める予定。4部門(サステイナブルアグリ生産部門、高付加価値機能性フード部門、アグリフードブランディング部門、スマートフード社会システム部門)を設置し、本学24名の教員が研究を行うとともに、5つの重要プロジェクト(スマート・テロワール、ビストロ下水道、Fプロジェクト、アルファ化米、自然共生稲作)を推進していきます。

 始めに村山学部長が概要を説明し、すでに研究員の顔合わせを行っており、10月17日にキックオフシンポジウムを開催する予定であることを報告。また、共同研究の拠点として鶴岡市先端研究産業支援センター内のレンタルラボを活用していくと述べました。続けて渡部徹副学部長が今後の具体的な取り組みについて説明し、共同研究の推進のほか、全学学生向けの教養科目とすることや一般向けの講座を実施するなど、5年後の自走化に向けて研究体制の構築を目指していくと述べました。

  
▲発表を行う村山学部長(左)と渡部副学部長 (右)▲


■掲載日:2022.09.05