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本学大学院生が「ELR2022つくば」にて優秀ポスター発表賞を受賞

 本学大学院農学研究科農学専攻1年の鈴木美緒さん(斎藤昌幸研究室所属 )が、9月22日に開催されたELR2022つくば(日本緑化工学会、日本景観生態学会、応用生態工学会合同大会)にて、優秀ポスター発表賞を受賞しました。
 受賞した発表題目は「中型哺乳類は積雪に覆われても林道を歩きたい」です。この研究では、冬季に山林が大量の積雪に覆われても、一部の哺乳類(とくにキツネやタヌキ)は表面的には雪上にしか見えない林道上を選択的に歩くことを示しました。林道は車両が通過することも想定して作られるため、一般的に森林内の地形に比べて傾斜が緩い傾向にあります。そのような林道が積雪に覆われても、林道上の傾斜が緩いことは変わりません。野生動物であっても雪上を移動することはとても労力のかかることなので、キツネやタヌキは傾斜の緩い林道上を歩くことで移動のための労力を低減させている可能性がこの研究から示唆されました。

鈴木美緒・渡部凌我・斎藤昌幸
【発表題目】「中型哺乳類は積雪に覆われても林道を歩きたい」
 
  

■掲載日:2022.10.26