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ウガンだより⑤

青年海外協力隊食用作物・稲作栽培 岩谷 英孝
(食料生命環境学科 令和2年度卒業)

こんにちは。前回の投稿から約4ヶ月、そして私がウガンダに来てからちょうど1年が経過しました。生活もだいぶ慣れてきて最近では1日1日が終わっていくのがとても早く感じてしまいます。
今回は、ウガンダの学校事情について紹介していきたいと思います。現在、ウガンダに派遣されているJICAボランティアは約25名でその半分ほどが学校隊員としてPrimary School, Secondary School等で活動をされています。そんな学校で活動されている同期隊員からの話を参考に紹介させてもらいます。

1.学校の授業風景
ウガンダの学校では日本のように1人1つの机やイスは準備されておらず、長机、長いすを用いて授業が行われています。1つのクラスに100人以上の生徒がいることもあるそうです。その人数に対して従業を行う学校隊員すごすぎます。
▲同期隊員の授業風景

2.どんな授業?
ウガンダの学校でも日本と同じような教科で体育や社会、理科、数学などの授業が行われているようです。しかし、私もよく感じますが算数が苦手な人が本当に多い。教科書さえも答えが間違っているが多々あるとか・・・。また、授業は全て英語で行われているようで学校に通うことができている子供達は、授業を理解するために幼い頃から英語を必死に学んでいます。

 
▲村外れにある学校           ▲授業風景

3.食・宿舎
ウガンダの給食と言えばポショとマメスープ。あまり栄養があるようには見えません。中には体育の授業中に栄養失調や脱水症状で倒れてしまう子供達もいるそうです。
ウガンダの学校は寄宿学校 (Boarding school) が多く、幼い頃から親元を離れて生活している子供達が多くいます。日本のように長期休みもあって、Term期間は学校敷地内の宿舎で過ごし、Term休みになると家に帰って過ごすと言う形も多いようです。

  
▲ウガンダでの一般的な学校給食        ▲ポリッジを飲む子供
▲生徒達が住む宿舎

同期隊員紹介
今回の同期隊員紹介は松田 奏さんです。そうさんはザ・協力隊という感じでとても優しくてサッカーやギターがとても上手な方です。任地がお互い近いと言うこともあり、時々お互いの任地に行き来し合いながらよく一緒にご飯食べに行ってくれます。

・氏名: 松田 奏
・出身県:東京都
・職種:PCインストラクター

仕事内容
Masindi県にあるKabalega Secondary Schoolで中高生を対象にパソコンの授業を行います。主にMicrosoft OfficeソフトのWordやExcelを教えています。

・自己紹介
特技はサッカーです。日本では医療系の会社で事務の仕事を3年間しました。その後は会社を辞めて、9ヶ月間、世界一周の旅行をしました。
青年海外協力隊に応募した理由は、世界一周をしていた時に、様々な国の人々の文化や生活に触れて、それらをもっと深く知りたいと思ったからです。それらの目的を達成するための手段として、2年間現地に住み、働くことが出来る青年海外協力隊の制度はとても良いのではないかと思いました。

・あなたから見た岩谷の印象
不可能を可能にする伝説の戦士。料理が上手でチャレンジ精神もあり頭も良くてすごいなといつも思っています。自分よりも年下ですが、しっかりしていて尊敬しています。

・大学生に向けて一言
僕は小さい頃から内気で人の目を気にするタイプでした。今も根の部分はそこまで変わっていないと思います。しかし、それらを取っ払って実行した世界一周の旅行や、現在行っている青年海外協力隊の活動は、僕の目の前に映る世界を少し変えてくれたような気がします。 
皆さんも将来、人生で何らかの決断をするタイミングがあった時は、人の目を気にせずに、自分の気持ちが赴くがままの方向に進んでほしいと思います。

・将来の夢
何だろう?分からないけど、死ぬまでにもう一度世界一周をしたいと思っています。自分が死を迎える前に後悔のない人生だったと思えるように生きていきたいです。

●ご質問等ある方はこちらまで
iwatani1209@gmail.com


■掲載日:2022.11.01