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本学の教員・学生が「第58回環境工学研究フォーラム」で論文賞を受賞しました

 公益社団法人土木学会環境工学委員会主催による第58回環境工学研究フォーラムにおいて、本学部の森祐哉さん(本学農学研究科2年)、西山正晃准教授、澁木理央さん(2021年3月卒業)、渡部徹教授ら研究チームが論文賞を受賞しました
 この賞は、「環境工学研究フォーラム」における「査読付き論文セッション」で発表された論文の中で最も優れた論文に対して授与されます。
 受賞した論文では、①医療現場では検出されないような薬剤耐性菌が都市下水から見つかったこと、②医療現場で治療が難しいとされる耐性菌が市中で蔓延してることが明らかになったこと、③同様のモニタリングは国内外を問わず世界中で実施でき,市中に潜む耐性菌の存在を明らかにできること、といった点が高く評価されました。


 「都市下水と病院排水中の腸内細菌科細菌が保有するESBL産生遺伝子の特徴」
  山形大学 森祐哉, 西山正晃, 澁木理央, 東北大学 馬場啓聡, 金森肇, 山形大学 渡部徹
   
【写真左】授賞式の様子と【写真右・右から】渡部徹教授、森祐哉さん、西山正晃准教授

≪森 祐哉さん受賞コメント≫
この度,第58回環境工学フォーラムにおいて論文賞を受賞することができ大変光栄に思います。実験指導から論文執筆・発表までご指導頂いた渡部徹先生,西山正晃先生を初めとした共著者の方々に改めて感謝申し上げます。
本研究では薬剤耐性菌の市中での蔓延状況の深刻さが浮き彫りとなり,今後の多性菌モニタリングにおける重要なデータが得られました。今後は,都市下水から検出された耐性菌がどのような経路で環境中に拡散しているのかを解明していきます。

■掲載日:2022.12.12