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第8回記者懇談会を開催しました

山形大学農学部では、年に数回、記者懇談会を開催しています。
3月24日(金)に、令和4年度第8回目の懇談会を開催しました。発表内容は以下のとおりです。


「 山形在来作物研究会が令和4年度文化庁食文化『知の活用』振興の優良事例に認定
  ~山形在来作物研究会20年の活動~ 」

 山形大学農学部 教授 江頭 宏昌(山形在来作物研究会会長)   
        

本学部江頭宏昌教授が会長を務める「山形在来作物研究会」の活動および取り組みが、文化庁が実施する令和4年度食文化「知の活用」振興において、優良事例として認定されました。

本事業は、文化庁が食文化に関する学術的な研究と食文化に関する現場が緊密に連携し、食文化の振興に向け た優れた取り組みを生み出していく社会の形成を目指す中で、本取り組みを行う事例を収集し、社会発信することを目的に実施されたものです。 このたび、有識者による顕彰委員会による審査を経て、20年にわたり在来作物の継承・普及活動を行ってきた「山形在来作物研究会」の活動が優良事例25団体に認定され、2023年3月18日(日)に東京都で行われた表彰式に出席しました。

発表の中で江頭教授は、「もと本学教員の青葉高先生(蔬菜園芸)の『野菜の在来品種は生きた文化財』という言葉が研究会発足のきっかけになった。当研究会では、初めて在来作物を研究の中心におき、学際的な研究領域の開拓や食文化振興の新たな方向性を切り開いてきた。今までやってきたことが評価されたことはとても嬉しく思う。いろんな方々に支えられてここまで来れたことに感謝したい」と述べました。

本研究会は、2023年3月末日をもって20年の歴史に幕を下ろしますが、江頭教授は、今後も引き続き在来作物に関する情報提供を継続し、さらに研究を深めていきたいとしています。

 

▲受賞報告をする江頭宏昌教授
▲これまでの活動成果の数々
▲文化庁の令和4年度食文化「知の活用」振興事例に選定
▲表彰式の様子(3月18日東京・品川フロントビルにて)

■掲載日:2023.03.27