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第1回記者懇談会を開催しました

山形大学農学部では、年に数回、記者懇談会を開催しています。
6月5日(水)に、令和6年度1回目の懇談会を開催しました。発表内容は以下のとおりです。


「 新たなスマート・テロワールブランド商品"スマテロ納豆”販売開始 
  ~”スマテロ味噌"に続く、ダイズ製品の第2弾~」

 山形大学農学部 教授  浦川 修司 
        

本学部の浦川修司教授は、新たなスマテロブランド商品として”スマテロ納豆”を、6月7日(金)より、主婦の店鶴岡店(鶴岡市)とト一屋(酒田市)の計9店舗で販売を開始することを発表しました。

山形大学アグリフードシステム先端研究センター(YAAS)では、耕畜連携・農工連携・工商連携・地消地産による、地域内で完結できる循環型経済圏の形成を目指しています。YAASが取組むスマート・テロワール構築プロジェクトで今回開発した「スマテロ納豆」は、ダイズ製品としてはスマテロ味噌に続き、2商品目となります。

原料のダイズは、庄内地域の家畜堆肥を活用し、鶴岡市の叶野農場で生産された100パーセント庄内産のダイズを使用。大粒は味噌に、納豆には中粒と小粒を使用し、製造は酒田市の老舗納豆製造業者の有限会社加藤敬太郎商店に委託しました。

浦川教授は「原料ダイズは、大粒は味噌に、中粒は納豆に、屑はスマテロ豚のえさとして、全てを無駄なく利用している。この商品を購入していただくことで、一緒に庄内地域を盛り上げてもらえたら」と述べました。

スマテロ納豆は、1パック(30gの2個入り)税抜130円程度で、6月7日より主婦の店(イーネ駅前店、イズモ新斎店、パル店)とト一屋(千石町店、駅東店、新橋店、高見台店、みずほ通り店)の9店舗で販売します。

我が国では、穀物や肥料原料の大部分を輸入に依存しており、自給率の向上は喫緊の課題です。スマート・テロワール構想が目指す地消地産の取り組みは、これまで以上に重要性を増しています。本学では、今回の商品化を通じて、さらにYAASが目指す循環型農村経済圏の構築に向けた取り組みを加速させていきます。

 

▲発表する浦川教授
▲オール庄内産”スマテロ納豆”



■掲載日:2024.06.07