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アフリカ農業従事者の来日研修を開始しました
~2024年度JICA課題別研修「アフリカ地域稲作収穫後処理」~

本学部は、8月19日からアフリカ地域の14ヵ国から農業研究者および省庁関係者14名を受け入れ、2024年度JICA課題別研修「アフリカ地域稲作収穫後処理」を開始しました。

本事業は、2008年度から国際協力機構(JICA)と連携してアフリカ諸国を対象に、米生産に関するさまざまな研修や現地指導を実施しており、今年で17年目を迎えます。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンライン研修を実施した年もありましたが、今年は対面での研修が行われます。

研修員は、9月27日までの約1か月半にわたり、米どころ庄内地方で稲作の収穫処理や栽培技術を学びます。具体的には、稲刈りや籾摺り・品質検査などの実習、乾燥施設や農業機械工場の見学を行い、研修の最後には自国の課題改善と技術普及のためのプランを作成・発表します。

研修初日には開講式が行われ、渡部徹学部長が「鶴岡市は日本でも有数の米どころであり、研修を実施するのに最適なフィールドです。専門的な知識や技術を学ぶだけでなく、ぜひ鶴岡の自然・文化・食にも触れてほしい」と挨拶しました。研修生を代表して、ムフネ・パーシーさん(ザンビア)とファグニード・タダグベ・ガイ・エルヴェさん(ベナン)が挨拶し、本研修への決意と抱負を述べました。

本学では本事業をはじめとし、今後もアフリカの稲作発展に貢献していきたいと考えています。

▲研修生(英語圏)を代表して挨拶するムフネ・パーシーさん(ザンビア)
▲研修生(フランス語圏)を代表して挨拶するファグニード・タダグベ・ガイ・エルヴェさん(ベナン)
▲ベナン、ブルンジ、カメルーン、コンゴ共和国、マダガスカル、コートジボワール、ガーナ、ギニア、リベリア、セネガル、タンザニア、トーゴ、ザンビア、エチオピアの14か国から14名が参加

 


■掲載日:2024.08.21