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2024年度カンボジア王国 国際交流ウィンターツアーを実施しました

●開催期間
2024年12月12日~17日
●参加者
本学部学生4名、教員1名、庄内エリア営農者2名、秋田県横手営農者1名

1日目: 成田空港からプノンペンへ移動
早朝、成田空港を出発し、ホーチミン市で乗り換え後、夕方プノンペン(Phnom Penh)に到着。
初めての海外体験となる参加者も多く、乗り換え手順などを学びました。


2日目: コンポントム州での視察
■大規模水田の視察
チャーターバスで約3時間、コンポントム(Kampong Thom)州へ移動。現地のPIF Chairman、Hong Lengchheang氏の大規模水田を視察。
播種方法: 日本と異なり、ドローンで播種。ドローンを持たない農家は手撒きで、生産性向上の余地あり。
灌漑施設: 整備は進んでいるものの、まだ不十分。
■カシューナッツ加工工場の視察
日本のMIRARTH Agri Techが開発したJICA投資の加工工場を視察。
工程: 選別、殻割、皮むき、乾燥、殺菌、パッキング
生産性: 機械化と手作業の組み合わせで向上
視察の感想: 参加者は加工の状況に興味深く、新商品の試食や土産を楽しみました。
その後、大規模カシューナッツ農園を視察し、Siem Reapに到着。


3日目: アンコール遺跡群の見学
■アンコール・トム(Angkor Thom)
カンボジア最大規模の遺跡で、約400平方キロメートル。王宮や寺院を含む多くの建造物で構成。
■アンコール・ワット(Angkor Wat)
世界的に有名なヒンドゥー教寺院。後に仏教寺院に改修され、面積約200ha、中央祠堂の高さ65m。

4日目: 昆虫食と首都プノンペン視察
■昆虫食体験
移動中、昆虫を売る露店に立ち寄り試食。胃もたれを感じた参加者もいた様子。
■プノンペン市内視察
イオンモール: 日本との食生活や物価の違いを体験
王宮: 美しい白い建物
トゥールスレン博物館: ポルポト政権時代の大量虐殺に関する資料を見学
セントラルマーケット: 食料品から衣類まで揃う巨大市場


5日目: キリロム国立公園と現地活動
■キリロム国立公園視察
環境が良く、イチゴや豚を活用した営農を現地ガイドの猪塚氏が紹介。
バンガローやBBQ施設あり。
■「ココナッツスクール」でのリサイクル活動を見学。
■アジアイノベーション大学訪問
現地学生と英語で交流し、リアルなコミュニケーションを体験。


本国際交流ウィンターツアーは2回目の開催で、今年度は社会人も含め8名が参加。毎年内容を工夫して企画しています。カンボジアの活気ある様子を体感できる貴重な機会として、次回以降も多くの方々に参加していただければ幸いです。


■掲載日:2025.01.10