山形大学農学部と県内農業系高等学校が連携協定を締結
山形大学農学部は、山形県高等学校長会農業部会を構成する山形県立高等学校と、連携と協力に関する協定を締結しました。
本協定は、双方の教育交流や情報交換等の充実・強化を通じて、より魅力ある教育活動の推進を図り、本県における農学および農業教育の発展や、高校生の進学意識の醸成に寄与することを目的としています。さらに、県内各地域の振興・活性化にもつなげていくことが期待されます。
7月4日(金)、本学部にて調印式が行われ、山形県高等学校長会農業部会長である村山産業高等学校の坂井孝朗校長と、本学部渡部徹農学部長が協定書を取り交わしました。
坂井校長は、「生徒数の減少に伴い、農業系高校の産業系高校への統合や学科数の削減など、教育体制の縮小が進んでいることに加え、気候変動による異常気象や、農業人口の減少などさまざまな課題を抱えている。今回の協定締結により、連携・協力がさらに深まり、双方にとって一層魅力ある教育の実現につながることを期待している。」と述べました。
また、渡部学部長は「大学は、学術研究に加えて、地域振興や人材育成の面でも大きな役割を担っている。これまで以上に交流を深め、本県の農業人材育成に向けて連携を強化していきたい」と語りました。
本協定を通じて、今後さらなる連携と協力の発展が期待されます。
農学部 渡部学部長、上山明新館高校 平田校長、庄内農業高校 酒井校長
■掲載日:2025.07.08