山形大学農学部

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研究紹介

#05 農業簿記・会計を用いた農業者のマネジメント能力の向上

准教授 家串 哲生(農業会計学)

 

地域農業の活性化に向けて、農業者のマネジメント能力の向上が模索される中、農業簿記・会計の重要性に注目が集まっており、今日、複式簿記の普及・定着や会計データの経営管理・分析への活用の促進が喫緊の検討課題の一つとなっています。農業者のマネジメント能力の向上を図るに際して、複式簿記によりデータを記録・集計、把握し、それを用いた経営管理・分析等の管理会計システムを構築・適用していくことがその一助となると考えられるのです。

こういった中で、本研究室では、ゲーム理論等の分析手法を用いて、農業簿記・会計の実施に係る意思決定主体である農業経営のインセンティブを明らかにすることを試みています。農業者が農業簿記・会計に取り組むことを選択する条件を実証的に導き出す取組です。農業者が簡易簿記からステップアップして複式簿記の習得に取り組み、さらにそれを用いて自ら必要な会計データを生み出し、税務申告に止まらず、経営管理・分析に戦略的に活用していくことが今後の農業者のマネジメント能力の向上へとつながっていくことが期待されます。

   


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