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研究紹介

#07 ロボットやドローンで作物の病害を検出

准教授 小林 隆 (植物病理学)

 

 ドローンが急速に普及しており、安価で高性能のドローンが販売されるようになりました。また、水田内を自律移動できる生育管理ロボットが開発されおり、ドローンやロボットはGPS(全地球測位システム)などさまざまな解析アプリケーションに対応するため、自動操縦にも対応できます。

 私たちのクループでは、ドローンまたはロボットが撮影した動画をAI(人工知能)で画像解析するなどして、作物の病害発生を評価する研究をしています。

 ほとんどの作物では、病害を防除するために殺菌剤を散布しています。病害の発生は気象条件に影響されるので年次変動が大きくなりますが、水稲の薬剤は病気が出る前に散布する予防剤のため、病害が発生しない年度または発生リスクが少ない地域でも薬剤を散布することがあります。予防剤を散布しないで、AIによる画像診断で病害が確認されたときにロボットやドローンで薬剤を散布できれば、減農薬栽培が可能になります。

  
▲AIによる水稲の病斑検出              ▲生育管理ロボット


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