山形大学農学部

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食農環境マネジメント学コース

安全・安心な食料を供給し、農業生産を拡大し、農村を守り、環境を守るためには、限られた資源(物的資源、人的資源)を有効に利用するためのマネジメント(管理)が必要であり、その重要性が増してきています。食農環境マネジメント学コースではマネジメント(管理)、具体的には農業経営やコミュニティビジネスの発展方策や地域活性化手法、食の安全を担保するフードシステムや循環型社会システム構築に関する理論や方策などを学びます。

  特色ある授業 主な授業
1年次 食農環境マネジメント学概論
農業経営やコミュニティビジネスの発展方策、地域活性化手法、フードシステムや循環型社会システム構築の理論や方策など2年次以降に学ぶ内容を紹介します。
食料生命環境学入門
現場から学ぶ農学
基礎農学セミナー
2年次 地域・環境問題概論
地域社会がこれまで経験してきた様々な社会問題を、歴史的・経済的・社会学的といった幅広い視点から考察する方法・考え方を学びます。

食農環境経済学
食農環境経営学
食農環境政策学
食農環境システム論

3年次 コミュニティビジネス論
コミュニティビジネス(地域の課題を地域住民が主体的に、ビジネスの手法を用いて解決する取り組み)について概要・理論と実際の活動・課題を学びます。
食農環境会計学
食農環境地理学
地域地理学
食農環境調査論
社会統計と農業の経済分析
4年次 食農環境マネジメント応用演習
各教員のもとで、卒業論文作成を目指して、文献の輪読やデータの整理方法など知識取得のためのゼミや現地調査等を行います。
卒業論文

教育研究分野紹介

食農環境経済学分野
食料・農業・農村問題や資源・環境問題についての経済学的分析、農業・農村の活性化計画の策定方法やそのための合意形成手法に関する教育を行っています。

食農環境経営学分野
環境変化に対応した農業経営組織の発展と人材の確保・育成方策、農業技術の経営的評価と効率的な普及方法に関する教育を行っています。

食農環境政策学分野
これまでの政策体系を学び、現在の食料・農業・環境問題を解決するために、国や地方公共団体において実施すべき政策について、考察する力を養う教育を行っています。

食農環境会計学分野
農業会計学の視点から、簿記の習得、さらには環境会計や農業経営のコスト及び収益改善に取り組むためのスキルを養う教育を行っています。

食農環境社会学分野
変貌する人と人との関係の在り方に焦点を合わせ、地域社会の将来像を展望すべく、歴史学・経済学・社会学を駆使して複眼的に考察する研究を行っています。

食農環境地理学分野
農山村と都市との関わりを自然・社会環境から考察し、現在までの地域空間の変遷を分析して将来像を提起する教育を行っています。

教員紹介

職名 氏 名 教育研究分野 専門的内容
准教授 家串 哲生 食農環境会計学 ・農業経営における環境会計の構築に関する研究
・農業経営における排出権取引に関する研究
~受験生の皆さんへ~
教 授 岩鼻 通明 食農環境地理学 文化・観光・交通地理学および韓国地域研究
~受験生の皆さんへ~
教 授 小沢  亙 食農環境経済学 地域計画と合意形成
~受験生の皆さんへ~
教 授 角田  毅 食農環境経営学 農業経営の成長・発展と人材育成に関する研究
准教授 藤科 智海 食農環境政策学 食料産業クラスターによる地域の活性化
~受験生の皆さんへ~
助 教 保木本利行 食農環境社会学 大量生産大量消費経済環境下の保護農政と小農生産技術変貌の社会史
准教授 渡辺 理絵 食農環境地理学 都市ー農村間の人的移動および景観を活かした地域づくり