山形大学農学部

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第7回「知の拠点庄内」シンポジウムを開催しました

  平成29年12月10日(日)鶴岡市先端研究産業支援センター・レクチャーホールにて、第7回「知の拠点庄内」シンポジウムを開催し、市民および関係者約80名が参加しました。
「知の拠点庄内」は、庄内地域の4つの高等教育・研究機関(山形大学農学部、東北公益文科大学、慶應義塾大学先端生命科学研究所、鶴岡工業高等専門学校)が互いの知を集結し、学術面で連携を図ることを目的に2010年にワークショップ委員会を発足して以来、シンポジウムを通して研究成果の地域への還元を図っています。
 7回目となる今回のテーマは「わくわく庄内暮らし-食べる・学ぶ・住まう-」。はじめに酒田調理師専門学校講師で食育インストラクターの海藤道子氏が「鶴岡食文化を子や孫に」と題した基調講演を行いました。続けて各研究機関の研究者が庄内の「食」や「食文化」をキーワードにそれぞれ研究発表を行い、本学から井上奈穂准教授が「からだに良い油のお話」と題して脂肪酸と健康との関連について紹介しました。
 パネルディスカッションでは、「わくわく庄内暮らし」をテーマに参加者も交えた活発な意見交換が行われ、大変有意義な場となりました。
 「知の拠点庄内」ワークショップ委員会は、今後も連携の推進を図り、地域の皆様へ情報提供の充実に努めてまいります。

◆基調講演
「鶴岡食文化を子や孫に」
  海藤 道子氏(食育インストラクター)
◆発表
「テロワール・食文化による暮らしの存続と風景の保全」 
  温井 亨氏(東北公益文科大学公益学部観光・まちづくりコース 教授)
「山形の隠れ食材でイノベーション~地域共創を学生とともに~」
  伊藤 眞子氏(鶴岡工業高等専門学校教育研究技術センター 副技術長)
「からだに良い油のお話~庄内の食品で健康長寿をめざそう~」
  井上 奈穂氏(山形大学農学部食品・応用生命科学コース 准教授)
「農産物と食品へのメタボロミクスの活用~庄内地域での立地背景を活かして~」
  若山 正隆氏(慶應義塾大学先端生命科学研究所 特任助教)
◆パネルディスカッション
  パネリスト・講演者5名/コーディネーター・藤井 弘志氏(山形大学農学部 教授)