山形大学農学部

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日本酒シンポジウム「Oh!酒落に日本酒de Night 5時限目」を開催

 平成29年12月15日(金)、本学部301講義室において「Oh!酒落に日本酒de Night 5時限目」を開催し、酒造関係者、一般市民および教職員・学生等、総勢160名が参加しました。
 本シンポジウムは庄内蔵元18社及び出羽桜酒造株式会社による協賛のもと今年で5回目の開催となりました。
 林田学部長による開会挨拶後、仲野益美氏(山形県酒造組合会長・出羽桜酒造株式会社代表取締役社長)が「日本酒の国際戦略とGIについて」と題して基調講演。昨年12月、山形県産の清酒が「山形」として国が保護する地理的表示(GI)の指定を受け、それを機に本県の輸出量が右肩上がりで増加しつつあり、本県の53蔵元の内、約7割が輸出を行っていること等説明。また輸出を通して自国のことを振り返る機会になると述べ、いずれは世界中の多くの人々が山形に足を運んでくれるようになることが目標であると述べた。
 パネルディスカッションでは、仲野氏のほか山形県酒造組合副会長・佐藤一良氏、山形県酒造組合技術研究委員会委員長の渡會俊仁氏をパネラーに、あらためてGI指定を受けてからの変化や本県の清酒の魅力について意見交換しました。
 シンポジウムの後には庄内地区18蔵元の日本酒の試飲会が行われ、蔵元の方の説明を聞いたり、参加者同士で感想を述べ合ったりとそれぞれの蔵の持つ味わいを堪能しました。


▲講師の仲野益美氏


▲右から渡會俊仁氏、佐藤一良氏、仲野益美氏、村山秀樹副学部長

 
▲試飲会場には庄内酒蔵の日本酒がずらりと並んだ