山形大学農学部

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岩鼻通明教授出版記念出羽三山シンポジウムを開催しました

 4月14日(土)、本学部301講義室にて岩鼻通明教授の新書出版を記念したシンポジウム「出羽三山信仰と自然環境」を開催し、教職員のほか一般市民約110名が参加しました。
 林田光祐学部長の開会のあいさつから始まり、岩鼻通明教授の「紀行文にみる出羽三山の自然描写」と題した基調講演が行われました。岩鼻教授は、山岳信仰が人々の豊作祈願や祖霊信仰と深い関わりがあることや月山における植生の垂直遷移について説明。また、江戸時代の神道家橘三喜や俳人松尾芭蕉など月山にゆかりのある偉人らが記した文献を参考に、出羽三山における自然描写について述べました。
 引き続き本学の前田直己客員教授と出羽三山の自然を守る会の佐久間憲生理事長が関連テーマで講演し、月山に関する理解を深めました。
 パネルディスカッションでは、本学部村山秀樹副学部長がコーディネーターを務め、講演者3名と活発に意見交換を行いました。


▲岩鼻通明教授による基調講演「紀行文にみる出羽三山の自然描写」


▲前田直己山形大学客員教授「月山の来迎」


▲佐久間憲生「出羽三山の自然を守る会」理事長「出羽三山の自然と自然保護の取り組み」


▲パネルディスカッションの様子