山形大学農学部

文字サイズ

「7年目のCandle Night」を開催しました

 東日本大震災の発生から7年が経過した2018年3月11日(日)、農学部学生・市民有志による「7年目のCandle Night」が、鶴岡市の鶴岡アートフォーラムで開催され、その前日から多くの市民がキャンドル作成に訪れました。

 学生と市民有志による7年目のCandle Night実行委員会(委員長:菊池俊一准教授)は、震災1年目となる2012年から震災の記憶・教訓の風化防止イベントを実施しており、今年も1年をかけて市民参加のキャンドル作りワークショップを開きつつ準備を進めてきました。

 地震発生時刻の午後2時46分に始まった「追悼と防災の集い」では、まず始めに、会場に集まった市民一同が1分間の黙祷を捧げました。次に、実行委員学生代表の小野美乃里さん(農学部4年)が、震災後の石巻での経験や2年間のキャンドルナイト活動を振り返りながら「他人とふれ合う際の言葉の難しさ・大切さ」について語りました。また今回は皆川治鶴岡市長にもご出席いただき、法事で訪れていた奥様の地元の石巻で地震に遭われ、喪服のままで避難生活を続けたご自身の体験を紹介された後、「被災者や、鶴岡で避難生活を続ける方々の心に寄り添う一日にしたい」と語られました。その後は2階ギャラリーに場所をかえ、鶴岡市防災安全課職員が浸水ハザードマップや避難所の間仕切りシステム、防災グッズなど紹介し、災害への日々の備えの重要性について呼び掛けました。

 夜には、これまでのワークショップで作成された約2,000個のキャンドルが灯され、復興への願いや震災を忘れていけないという強い思いを込めた市民有志による歌と演奏が会場いっぱいに響きわたりました。


▲地震発生時刻に1分間の黙祷

▲学生代表・小野美乃里さんのスピーチ

▲防災について知り学ぶ時間


▲今年のキャンドル文字は「つながる」



▲今年はフラダンスの披露も



▲風強い中、灯守をする



▲アートフォーラム玄関脇にて