山形大学農学部

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「8年目のCandle Night」を開催しました

 東日本大震災の発生から8年となった2019年3月11日(月)、「8年目のCandle Night」が鶴岡協同の家こぴあ(鶴岡市余慶町)で行われました。
農学部の学生や市民有志らによる「8年目のCandle Night実行委員会」(実行委員長・菊池俊一准教授)は、東日本大震災の記憶と震災から得た教訓を風化させないという思いから、震災翌年の2012年から毎年3月11日にキャンドルを灯す活動を行っています。
 地震発生時刻の午後2時46分、会場に集まった市民一同は黙とうを捧げ、犠牲者を悼みました。実行委員の千葉翔子さん(農学部4年)は「風化を感じることもある。この活動を続けることで、一人ひとりが防災意識を持ち、一人でも多くの命が救われるようになってほしい」とスピーチしました。同じく実行委員の加藤みちるさん(農学部4年)は「3月11日を迎えるたび、震災がどこでも起こり得る、ということを思い出す。震災を知らない小さな子供たちにも、いつか自分にできる支援の形を探してほしい」と述べました。

    

▲実行委員の千葉翔子さん(右)と加藤みちるさん(左)

 

 午後6時30分からは「キャンドルの夕べ」が行われ、菊池俊一実行委員長が“8年目の思い”として語った、「8年経過した今、震災は終わったのか?復興・生活の再建は成し遂げられたのか?」の問いかけが心に響きました。
 その後は、市民有志による演奏・合唱・ダンスが行われ、本学部のインドネシア留学生チームも、インドネシアの民族楽器「アンクルン」を使った歌と演奏を披露しました。 屋外には、市民のみなさんに協力いただいて1年かけて準備をしたたくさんのキャンドルが灯され、「2019ともに♥8年目のキャンドルナイト」の文字がきれいに照らされていました。

     

(2019.3.13掲載)