山形大学農学部

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国際シンポジウムを開催しました

 2018年9月10日(月)から12日(水)において、国際シンポジウム「東と東南アジア諸国における炭素・窒素の動態に及ぼす土地利用と管理の変化の影響(International Symposium on C and N Dynamics by Land Use and Management Changes in East and Southeast Asian Countries)」が本学部で開催されました。本学と大学・学部間交流協定を結んでいる中国の華中農業大学、インドネシアのガジャマダ大学、韓国の全南大学校、タイのキング・モンクット工科大学トンブリ校より招待講演者を含め、日本人18名、中国人17名、インドネシア人15名、ベトナム人7名、韓国人4名、アフリカとヨーロッパから6名の67名が参加しました。
 今回のシンポジウムは、招待講演を含む口頭19題とポスター30題をあわせて49題の発表があり、東と東南アジア地域における多形態的な土地利用変化および農地管理の変化から生じた土壌炭素・窒素の動態変動が地球温暖化に与える影響について、各国の研究者らが各自の研究成果を発表。活発な議論が行われました。
 シンポジウム初日の懇親会では、開催地の郷土料理(だだちゃ豆と芋煮)と、参加国の代表料理を味わいながら、国を越えた研究者同士の親睦を深めました。
 また、30題のポスター発表の中から招待講演者らにより選ばれたベストポスター賞(3題)が発表され、福建農林大学(中国)、全南大学校(韓国)および山形大学の大学院生が受賞しました。
 シンポジウム後半は、庄内地域の土地利用と管理変化の現場(各年代の庄内砂丘黒松林、50年近く栽培されている砂丘地ビニル水田、熊谷神社周辺の多形態的な土地利用変化、元森林から牧草地へ開墾された月山牧場など)を視察し、また相馬楼、国宝五重塔、加茂水族館の観光などを楽しみました。
 シンポジウムの翌日には、ガジャマダ大学、キング・モンクット工科大学トンブリ校、福建農林大学の参会者らが学部長を表敬訪問し、今後ますますの学部間の連携強化および交流促進について話し合われました。  

  
▲【口頭発表】会場の様子(9月10日)      ▲【ポスター発表】会場の様子(9月10日)


▲各国の料理コーナー前で行われたポスター賞の授賞式(9月10日)

  
▲屋上にて記念撮影(9月11日)        ▲砂丘地ビニル水田を見学(9月11日)   
▲亀の尾発祥の地熊谷神社とその周辺の土地利用変化を見学(9月12日)

  
▲学部長表敬訪問(9月13日)         ▲キノコ栽培工場を見学(9月13日)

(2018.9.20)