本学大学院生が青苧の研究発表で優秀ポスター賞を受賞
平成30年11月23日(金)に弘前大学(青森県)で開催された「第13回東北育種研究集会」において、西田悠希さん(本学大学院農学研究科1年)が優秀ポスター賞を受賞しました。西田さんの発表題目は「伝統的繊維作物『青苧』のDNAマーカーを用いた多様性解析」。
山形県大江町の青苧復活夢見隊などとの共同研究として行った青苧のDNA解析で明らかになった大江町の青苧の多様性や福島県会津のカラムシなど他県のものとの系統関係について発表しました。大江町の青苧が複数のタイプに分かれること、大江町の青苧と会津の苧が遺伝的に近い可能性があることを明らかにしたことが高く評価されました。
西田さんは「これまでの研究は大江町のものを多く使っているため、今後は全国や海外のサンプルも加えて系統関係を解明し、“青苧の来た道”を明らかにすることを目指したい。自分の研究が、地域の歴史や伝統文化への理解を深めるのに役立ち、地域の活性化や、青苧を作っている地域同士の交流につながってくれたらいい。」と述べています。