研究紹介
#15 人間社会と野生生物の相互作用 -生態学的アプローチによる理解を目指して-

私たち人間は野生生物に大きな影響を及ぼし、世界中で生物多様性の喪失が問題となっています。一方で野生生物は、感染症の媒介や農林水産業への被害等により、私たち人間の健康や経済に大きな影響を及ぼしています。広い意味での生態系の中で、私たち人間と野生生物は、相互に影響を及ぼしあっているのです。私たちは、そのような人間と野生生物の相互作用に着目し、その一端を生態学的アプローチによって理解する事を目指しています。
これまで、侵略的外来種の導入や都市開発、マダニ媒介感染症等について、哺乳類、鳥類、両生類、マダニ類を主な対象に研究に取り組んできました。現在はそれらに加えて、気候変動及び人間活動の縮退の最前線という、東北地方ならではの条件も組み入れて研究活動に取り組んでいます。今まさに変化しつつある自然環境と社会環境の中で、私たち人間と野生生物の相互作用を少しでも理解し、共存に貢献できればと考えています。
■2026.05.14掲載
研究一覧
- #01「DNA解析で紅花や青苧の起源を探る」 笹沼 恒男(植物遺伝・育種学)
- #02 「メタボロミクスで生命現象を理解する」 及川 彰(農産物生理化学)
- #03「風土に調和した在来作物の古くて、新しい"つくりかた"を次世代へ」渡辺 理絵(環境地理学)
- #04「鳴声を利用してシカとサルを自動で検知する低コスト技術を開発 」江成 広斗(森林保全管理学)
- #05 「 農業簿記・会計を用いた農業者のマネジメント能力の向上 」家串 哲生(農業会計学)
- #06 「 無限の可能性―微生物から天然物の探索― 」 塩野 義人(発酵制御学)
- #07 「 ロボットやドローンで作物の病害を検出索― 」 小林 隆 (植物病理学)
- #08 「 無人機による山形県の森林の樹種分類やバイオマスと健全性の情報取得 」 ロペス・ラリー (森林学)
- #09 「 人間と機械が協調するスマート農業 」 片平 光彦 (農業機械学)
- #10 「 山形で進める野生哺乳類の生態研究 」 斎藤 昌幸 (景観生態学・野生動物学)
- #11 「 体の抗酸化能を高める機能性成分の探索 」 小林 翔 (食品栄養科学)
- #12 「 ウイロイドの防除と利用に関する研究 」 鍋島 朋之 (野菜園芸学)
- #13 「 メタボローム育種を利用した疾患予防 」 宮城 敦子(農産物生理化学)
- #14「地域共創活動で誕生したおいしい畜産加工品」 松山 裕城(畜産学)


