山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センター

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2012年田んぼの様子(2012.11)

2012年田植え終了!(2012.6)

鉄コーティング直播A(2011.11)

収穫の様子(2011.11)

墨で抑草!?学生実習(2011.8)

鉄コーティング直播@(2011.8)

田植え(2011.6)

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田んぼ準備(2010.3)

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コンバイン収穫(2009.11)

コンバイン解説(2009.11)

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イネの様子@(2009.6)

田植え(2009.5)

代掻き(2009.5)

苗作りB(育苗)(2009.5)

直播(2009.5)

苗作りA(播種)(2009.5)

耕起(2009.4)

畦塗り(2009.4)

土作りA(堆肥散布)(2009.4)

苗作り@(床土詰め)(2009.4)

種子消毒(温湯消毒)(2009.3)

土作り@(堆肥運び)(2009.3)

鉄コーティング直播@

2011年より当農場2.1haで鉄コーティング直播に取り組みました。
以前ご紹介したカルパー(酸素供給剤)コーティング直播とは異なる方法です。
 

まず、コーティングの方法をご紹介します!
浸種(積算温度60℃)して乾かした種籾です。
 

鉄粉とつなぎの役目をする焼石膏を混ぜたもの。
 

カルパーコーティングで使用していた攪拌機を流用しました。
 

種籾を投入。ワッサワッサと回転中。
水を噴霧して湿らせます。
 

鉄粉投入!
 

外側に固まってつくので手袋をして手で何とかします。豪快です。慣れれば簡単だなと思いました。
 

これはざらざらしてて水が足りない状態。
 

これはつるつるで良い感じです。
目で見えるので水加減もさほど難しくはありませんでした。
 

続いては空気にさらして酸化させます。手前は育苗箱の中で平らにしている様子です。奥は前回やったもので、交互に積んで空気の通りをよくしています。種籾は薄く広げないと熱を発生させますので要注意です。
水分がなくなると酸化が止まるので、また攪拌して水をかける、という作業を繰り返します。
育苗箱を使用した場合のメリットは省スペースですね。ただ、攪拌、水かけは面倒です。
 

いろいろ試行錯誤しましたが、一番楽なのはこの「ござ」じゃないかと思いました。攪拌も楽ですし、水も上から噴霧すればいいだけです。3回ほど攪拌、水かけをすればまんべんなく酸化しました。
 

すべて茶色になれば、完了です!!
(水分は完全に飛ばします。発熱すると困るので。)
 

続いて播種作業です。4月27日です。
鉄コーティング専用の直播機。名づけて鉄まきちゃん。移植用田植え機に付け替えれます。
 

点播することができるので、株化します。風通しがよくなったりと、メリットがあります。
同時に施肥や除草剤を散布することもできます。
 

カルパーのときはトラクタでしたが、これは田植え機なので安定してて楽です。
 

カルパーの土中播種とは違い、これは表面播種。置くだけです。鉄で覆われているので浮かないし鳥害を軽減できます。この状態だとスズメは食べれません。(芽が出た後、田んぼが乾くとスズメは食べるので注意なのですが・・・。ちょっと芽が出たくらいがおいしいらしい。)
 

あまり土がやわらかすぎると土に埋まってしまい、まったく呼吸ができなくて発芽率が低下するので注意です。
 

5月20日の写真。
芽が出て少し伸びたところです。無事発芽した時はうれしかったな〜。
 

6月6日の写真。
ここまでくればひとまず安心ですね。
 
次回、鉄コーティングAでは生長、収穫の様子をお伝えする予定です!

技術職員 佐久間拓也

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