耕 種 田んぼ日誌 記事 |
直播4/23に直播の種籾準備作業をしました。直播とは田んぼに苗を移植するのではなく、直接種を播く省労力、省コストな生産法といわれています。当農場では約1/3の圃場が直播栽培です。 直播にはさまざまな方法が確立、研究されておりますが、当農場では湛水直播法という方法をとっております。水を張った田んぼに種を播くということですが、そのままの種籾を播くと、呼吸ができなくなり、腐って死んでしまいます。 そこで、種籾に酸素供給剤をコーティングするのです。 ![]() まず、コーティング方法を紹介します。 写真は専用の機械です。斜めになった桶状の物が回転しています。中で種籾がワッサワッサと回っています。 ![]() そこに酸素供給剤を投入します。通称カルパーです。過酸化カルシウムです。水に溶けると酸素が発生します。 アメリカではパンを膨らませる食品添加物としても許可されているようです。安全性は高いといえるでしょう。 ![]() カルパー投入しました! と、同時に水を吹きかけます。種にくっつけるためです。 ![]() まんべんなく水をかけます。うまくやるには職人的な技が必要です。 ![]() 濡れたままだと弱くボロボロですので、乾燥させます。ゴザの上で30分程、その間3度ほどやさしくかき混ぜます。 ![]() マクロ撮影。こんなかんじです。味は若干甘めです(うそです)。食べちゃ駄目。 続いて、4/30に田んぼに播いている様子をご紹介!! ![]() まず田んぼを代掻きします。(代掻きについてもうチョイ詳しくは次回!) ![]() その後2回目の代掻きをしつつショットシーダで種を播きます。ショットというだけあって勢いよく打ち込んでいます。バシュンバシュンって感じ。 写真のように一回代掻きした後は目印が少なくやっかいです。自分でつけたマーカと遠くの景色のみが頼りです。 芽が出たら曲がって隙間だらけ、なんてことも・・・!ないようにがんばってます。 播種が終わったらできるだけ早く鳥よけのテグス(糸)を張り巡らします。鴨がぷかぷか浮かんで種を食べるんです! あとは水を張って芽が出るのを期待して待ちます!! 技術職員 佐久間拓也 |