耕 種 田んぼ日誌 記事 |
どんな実験してるの?のコーナー地域の方、特に農家の方から「山大ではどんな研究してんだや?」とよく質問されます。また、圃場での実験はどんな感じなのか?がわかれば受験生の皆様の学校選びの判断材料になるかもしれません。ということで、「どんな実験してるの?」のコーナーを始めます!(シリーズ化するのかどうかはわかりませんが…) 田んぼで見たり話を聞いたりしたことをお伝えしたいと思います。 (研究ですのであまり突っ込んだことは紹介できませんのでご了承下さい。) ![]() 6月10日。こちらは栽培土壌研究室の院2年の学生さん。 毎日のように圃場に来てなにかしら作業をしています。研究室の長(おさ)的な存在でみんなのまとめ役や我々技術職員との連絡調整も彼がよくやっています。本当に頭が下がりますね。 ![]() 彼が分析するのは主にイネと土壌です。施肥体系を変えてサンプリングしていきます。 この日は研究室のみんなと共同作業です。 写真左はなんと6月なのに代掻き待ちの圃場です。移植時期をずらすとどんな違いが…?管理を任されている我々も普通だったらできないことなので楽しんでいます。 ![]() とってきた土壌。 ![]() この日は生育調査もしています。 下の機械で葉色を計ります。 ![]() 研究室の院1年生(左)と4年生(右)の2人。 どうですかー?彼の実験の手伝いはー? ![]() 「もー最高です!先輩は指示も的確だし、勉強になります!お手伝いが出来て、こ、公営です!!じゃなかった、光栄です!!」 言わされてる感満載のコメント、ありがとうございましたー! ![]() ハーイ!どうですかー?彼の実験の手伝いはー? 「ハーイ!本当に楽しいよ。うちの研究室の仕事は一人じゃできない。だからチームワークが大切なんだ。角田先生、佐々木先生のやり方は僕によく合っているのさ!」 的なことを言っていました。ルワンダからの留学生です。ちなみに先ほどの院1年生の彼はもうすぐケニアに2年間行ってしまいます。なんてグローバルな研究室! ![]() 佐々木先生から助言を受けていました。 ![]() 同じく6月10日。 インドネシアからの留学生です。 いったい何を見ているのでしょうか?? ![]() ![]() どじょうでした!たにしもいます。 彼女は動物生態学研究室で学んでいます。キーワードは有機水田、生物多様性、イネ生産への影響などでしょうか。 ![]() 彼女はすでにインドネシアで研究者の道が決まっているのだとか。 目標はなに?と聞いたところ、「農家の一助になりたいわ」とのことでした。日本の農家?ときいたところ「世界のよ!でもどっちかっていうとインドネシアのかしら 笑」と言っていました。まぁそりゃそうかー。今後も世界の(インドネシアの)農家の一助になる一助をさせていただきます! ![]() どじょうやたにしがどのような影響を及ぼすのか…?? ![]() ぶおーーん! 6月17日、大きな音がしたと思ったら、ラジコンヘリコプターが田んぼの上空に! ![]() 普段は農薬や肥料散布に主に使われるラジコンヘリ。水田を空からデジカメで撮影し生育調査するというものです。今後はもっと面白い展開を考えているとのこと。今後の水田農業のキーワードは大規模、省力、ITか…!? ![]() 6月19日の写真。 無農薬、無化学肥料どころか、無投入の水田!(堆肥もいれてない。)それなのに収量が…!? 先生が除草作業の実験をしているところです。暑いのに、頭が下がります。 ![]() 6月25日。代掻き待ちの場所にも無事稲が植わりました。 今後が楽しみです。 もっと突っ込んだ研究の内容が知りたい方はこちら⇒山形大学農学部研究シーズ集 もっともっと突っ込んだ研究の内容が知りたい方はこちら⇒入試案内 技術職員 佐久間拓也 |